「いとしのソヨン」パク・ヘジン“二度とこうしたチャンスは来ないような気がした”

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「サンウは魅力的なキャラクター…こうしたチャンスは二度と来ないような気がした」

幼く見えた“国民の年下男”パク・ヘジンが、いつの間にか男性美溢れる甘い男として帰ってきた。ここ3年間、韓国のお茶の間で見ることができなかったパク・ヘジンが、再び自分の席に戻り、挨拶をしてくれた。

KBS 2TV週末ドラマ「いとしのソヨン」を通じて韓国のお茶の間にカムバックしたパク・へジンは、元々その場にいたかのように自然体で温かく、再びファンの心を掴んでいる。

31歳(数え年)。週末ドラマよりは、トレンディなミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)を通じて復帰するのではないかと思ったが、彼の選択は週末ドラマだった。派手で騒がしい復帰ではなく、気楽で自然な復帰に、視聴者たちは抵抗することなくパク・ヘジンを受け入れることができた。

「トレンディドラマはいつでもできますよね。これから、当分の間はトレンディドラマには出演できると思いました。でも、『いとしのソヨン』のサンウを見た瞬間、週末ドラマでこうしたキャラクターを演じることができるチャンスはどれくらいあるかと考えました。今後、もう二度とこうしたチャンスは来ないような気がしました。ミニシリーズであれ、週末ドラマであれ、それとは関係なく、キャラクターが気に入りました。『週末ドラマだから』などということを考えずに選択できるほど、魅力的でした」

「いとしのソヨン」の中のサンウは、パク・ヘジンの言葉のように魅力的なキャラクターである。ソヨン(イ・ボヨン)と双子だが、性格はまったく違う。嫌いにならざるを得ないような父親イ・サムジェ(チョン・ホジン)にも優しくするだけだ。だが、サンウの本音は違った。

「サンウはただ単に父親に良くしているだけでしょうか?サンウもソヨンと同じく、父親とは愛憎の関係にあると思います。サンウが何も知らないわけでもないですから。ソヨンだけが父親を見て育ったわけではないですよね。サンウも同じくそうした父親を見て育ちました。表現する方法が少し異なるだけで、愛憎があると思います。本当は父親を憎む気持ちがあるけれど、それをわざわざ表に出したりはしないのです」

劇中サンウは、やや暗い面があるソヨンとは違って明るい性格の持ち主だ。女性ならば誰もがサンウの魅力にはまるであろう。パク・ヘジンは、サンウになりきって、まるで甘い果実を100個ほど食べたかのような優しさを披露している。それでは、実際はどんな性格の持ち主なのか。「やや神経質な性格の持ち主です」という意外な返事が返ってきた。

「サンウに似ている部分はありますが、違う部分もあります。実際の性格は、やや神経質です。仕事をする時には神経質になる方です。それでも、年下の人たちの面倒を見ようと努力します。僕よりもっと苦労しているスタッフにも思いやりの心で接しています。また、少し抜けている面もあります。興味のある分野は、すべてを知ろうと努力しますが、興味がないことについてはまったく知らないんです」


「恋愛が始まった時のトキメキを感じたい」

礼儀正しくてカッコイイ。そして神秘的な雰囲気に優しさまで兼ね備えているパク・ヘジンは、彼女がいないのがおかしいほど魅力的である。ほとんどの芸能人に、「現在、付き合っている人はいるのか」という質問をすれば、10人中9人は「いない」と答える。パク・ヘジンにも同じ質問をすると、大きなため息をついた。

「3年間、恋愛をしていないんです。演技者は色んな感情を経験しなければならないのに……。いつまでも他の人たちを見て参考にするわけにはいきませんよね。実際に恋愛をして、いろんな経験を積まなければいけません。でも、演技のために恋愛をするわけにはいきませんから。片思いですか?たくさんしてきたので、もうしたくないです」

自分のイメージのためではなく、真心が感じられる答えだった。「もう今は恋愛をする時です」という彼に、「恋愛をしたいなら、努力しなさい」とアドバイスをした。

「新しい人に出会うのが少し大変です。とりわけ、顔が知られている芸能人たちはなおさらです。ソゲティン(1対1の合コン)でもしなければならないでしょうか?昔はソゲティンをして、お互いを知っていくその過程が無駄だと思いました。だから昔から知っていた人と付き合ったりしました。今は、恋愛を始めた時だけ感じることが出きるトキメキを感じたいです」


「視聴率40%を超え、ボランティアに行きたいです」

「いとしのソヨン」でパク・ヘジンは、二人の女性との恋愛模様を描いている。カン・ミギョン(パク・ジョンア)とチェ・ホジョン(チェ・ユニョン)がその主人公だ。カン・ミギョンとチェ・ホジョンはそれぞれ異なる魅力を持っている。二人の魅力について聞いてみた。

「パク・ジョンアは、本当に気さくな性格の持ち主です。以前出演していたドラマではよくきつい雰囲気のキャラクターを演じていましたが、どうやってそれらのキャラクターを演じていたのが気になるくらいでした。劇中のカン・ミギョンに似ているところが多いです。カン・ミギョンはビックリするほど気さくな性格ですが、本当に心が弱い面もあります。サンウと別れる過程でどれほど辛い思いをするのか、今から心配になります。チェ・ユニョンは、劇中のチェ・ホジョンのように突拍子もない性格ではありません。まだ成長していない子供のような感じ?実際は恥ずかしがりやで、劇中のように可愛いストーカーといった感じではありません。本当の妹のような感じがします」

「いとしのソヨン」は、視聴率40%を行き来しながら高い人気を集めた「棚ぼたのあなた」の後続ドラマとして、高い関心を受けた。「棚ぼたのあなた」の後を継ぎ「もう一つの国民的ドラマが誕生するのか」と言われたことは気持ちいいプレッシャーであった。結局、「いとしのソヨン」も早いスピードで視聴率30%を突破した。後は40%を突破するだけだ。視聴率が40%を超えたとしたら、パク・ヘジンは気持ちよくボランティアに行くという。

「視聴率が少しずつ上がっています。視聴率40%を突破したら、皆でボランティアに行くことにしました。『いとしのソヨン』で共演しているイ・サンユンさんが皆でボランティアに行こうと提案しました。是非40%を超えてボランティアに行きたいです。また40%を超えれば、僕が食事をおごることにしましたが、いつそうなるのか期待しています」

記者 : イ・ウンジ、写真 : ハン・ヒョクスン