ポン・ジュノ監督「スノーピアサー」2013年夏、北米で公開

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写真=National Geographic Korea

中堅配給会社ワインスタイン・カンパニーで、北米を含むイギリス、オーストラリア等に配給

ポン・ジュノ監督の期待作「スノーピアサー」(英語タイトル:「Snow Piercer」)が北米地域で来年夏に公開される予定だ。

9日(現地時刻)、Deadline等、複数のアメリカ映画メディアによると、ポン・ジュノ監督のグローバルプロジェクト「スノーピアサー」は、アメリカ配給会社ワインスタイン・カンパニーと配給契約を結び、来年夏、北米でワイドリリーズ(大規模上映)配給で公開する予定だ。

クエンティン・タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」等で馴染みのあるMiramaxを創業した制作者ハーヴェイ・ワインスタインのワインスタイン・カンパニーは、ハリウットの有名な中堅配給会社だ。Deadlineによるとワインスタイン・カンパニーは、北米を含むイギリス、オーストラリア、ニュージランド、南アフリカ共和国等の配給を担当する予定だ。10月から11月初旬まで、アメリカ・サンタモニカで開かれたアメリカン・フィルム・マーケット(AFM)で一部公開された「スノーピアサー」のメイン投資配給会社はCJエンターテインメントだった。

CJエンターテインメントのグローバルプロジェクトとして、韓国映画としては最大規模である約400億ウォン(約30億円)の制作費が投じられた「スノーピアサー」は、「グエムル-漢江の怪物-」のポン・ジュノ監督が3年以上に渡り準備してきた作品だ。パク・チャヌク監督が制作に参加したこの映画は、フランスの同名の原作漫画を元に、氷河期を迎えた地球の生存者たちが地球を横断する列車に搭乗して繰り広げられるストーリーを描く。

「アベンジャーズ」のクリス・エヴァンスが出演し北米でさらに話題となっている「スノーピアサー」は「少年は残酷な弓を射る」で最近注目されているティルダ・スウィントン「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」で2012年アカデミー主演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、ジョン・ハント、ジェイミー・ベル等、選りすぐりのハリウッドの俳優たちとともに韓国の俳優としてはソン・ガンホ、コ・アソンが共演する。

「スノーピアサー」が北米公開のニュースを知らせたことで、ポン・ジュノ監督とともにハリウッドに進出したパク・チャヌク、キム・ジウンのいわゆる“ビッグ3”である監督が北米公開を確定した。ニコール・キッドマン、マシュー・グード、ミア・ワシコウスカが出演したパク・チャヌク監督の「イノセント・ガーデン」は、20世紀フォックス社の子会社であるフォックス・サーチライト・ピクチャーズの配給で2013年3月初旬に公開される。

また、最近米映画人組合(Filmmakers Alliance)が決める次世代監督賞(Vision Award)を受賞したキム・ジウン監督の「ラストスタンド」は、来年1月に公開を決定した。中堅配給会社のライオンズゲートが配給を担当したこの作品は、カリフォルニア州知事からアクションスターに復帰したアーノルド・シュワルツェネッガーの復帰作で関心を集めている。

記者 : ハ・ソンテ