“大学入試”アイドル、勉強する準備はできているのか?

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写真=f(x) クリスタル(上)、Girl's Day ヘリ(左下)、Dal★Shabet スビン(右下)
大学。言葉通り“大きな学び”という意味である。韓国の人々は、世の中の広さと深さを学ぶために大学に進学する。高校までの学びが基本的な素養と知識を身につける過程だとしたら、大学は高校に比べより高次元的で、追加的な勉強をしようとする時に進学する。

だが、最近になって“大学”の意味が分からなくなってきていることも事実だ。誰かにとっては、スペックを積み、より良い職場に就職するための土台になり、また他の誰かにとっては新しい社会への移行のための通路として作用する。それにも関わらず、依然として大学は“大きな学び”の場所である。

大学修学能力試験(韓国のセンター試験)を控えて、毎年この頃にはアイドルの大学入学のニュースが注目を集める。現在まで、f(x)のクリスタルが漢陽(ハニャン)大学の演劇映画学科に、Dal★ShabetのスビンとGirl's Dayのヘリが建国(コングク)大学の映画芸術学科に2013年度随時募集で最終合格したことが分かった。彼女らは、全て芸能特技者典型ではなく、一般典型で合格したものの、実技の点数が大きな割合を占める学科の特性上、これまでの芸能活動が他の受験者に比べてプラス要因として働いたことは否定できない。

これを受けて一部では、「人気と芸能活動で大学に簡単に合格するなんて、不公平だ」という意見と、「芸能活動をした経験が、大学修学能力試験の点数より、さらに大切な成績ではないか」という意見が対立している。両方の意見は全て、それぞれの論理で考えて見た時、納得できるような話である。実際、芸能活動をしているアイドルなどが入学する大学の場合、一般の学生たちが入学するためには高い点数をとらなければならないため、多くの努力が求められる。だが、彼らが持っている才能や経験もまた、ただで得られたものではないといことも認めなければならない。立場の違いがあるだけで、それぞれ努力した結果により、大学が合否を判断することである。

写真=miss Aのスジ、f(x)のソルリ
そのため、争点は他のところにある。それは、大学の合格した後、大学生活に臨む態度である。本当に“大きな学び”に意志があるのかである。忙しいスケジュールの中でも、最大限授業に参加し、他の友達と同じく試験を受け、課題を提出するだけの情熱と心構えがあってこそ、大学生として人々に認めてもらえる。そうしなければ、大学生活を誠実に送ると考えてないくせに、大学の名前だけを求めて大学に進学したという非難から免れることはできない。

そうしたことから、最近大学の入試を諦めたmiss Aのスジ、f(x)のソルリ、AOAのソリョンの信念ある選択が、注目を集める。現在、活発な芸能活動をしている彼女らは、大学に合格しても学業に専念できないため、入試を先送りした。

十分な活動を通じて自身の実力を向上させ、時間的な余裕がある時に入試に挑戦するという意味だ。選択と集中を上手く行なっているわけだ。

芸能活動と大学生活を同時にこなしているアイドルとしては、2AMのチョグォンがいる。慶熙(キョンヒ)大学ポストモダン学科に在学しているチョグォンは3月、ある番組で全額奨学金を受けていることを明かした。実際チョグォンは、他の学生たちと共に試験を受けたり、レポートも提出したりして、学科の首席を手にした。この他に、Wonder Girlsのイェウンも大学生活を熱心に送っていると知られている。

現在まで大学に合格した、また今後合格する予定のアイドルに、お祝いの言葉を送ると共に、一つお聞きしたいことがある。チョグォンとイェウンのように大学生活を送る自信があるのかと。“大きな勉強”をする準備ができているのか、と問いたい。

写真=2AMのチョグォン、Wonder Girlsのイェウン

記者 : チェ・ジエ