Vol.2 ― 「優しい男」ソン・ジュンギの幅広い人脈“イ・グァンスからチャ・テヒョンまで”

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イ・グァンス

ソン・ジュンギはインタビュー中、“イ・グァンス”のことを“僕の友達、グァンス”と呼んでいた。バラエティ番組「ニュー!日曜日は楽しい-ランニングマン」で出会って親友になった二人は、現在ドラマ「優しい男」でも大親友役を演じている。

「二人が番組で出会い、友達になって同じドラマに出演していることをユ・ジェソク兄さんもキム・ジョングク兄さんも嬉しがっている。僕とグァンスは友達だし、お互いのことを知り尽くしているから、現場がとても楽だ。同じ役者として腹を割ってよく話し合っている。仲良くなったのも、お互い気を使って話すタイプではなく、率直に話すタイプだったからだと思う。

まだグァンスはバラエティのイメージが強いかもしれないけど、役者としての潜在能力を持っている。彼の演技には誠意がある。彼が持つ誠意。バラエティイメージがあって三枚目の役者と思われるかもしれないが、僕の知っている彼はそれよりもっと似合うものがある。もう少し時間が経てば、グァンスという役者の本領を発揮することができると思う」


イ・ギョンヒ脚本家

ソン・ジュンギはイ・ギョンヒ脚本家のドラマ「クリスマスに雪は降るの?」の第2話に特別出演した。ハン・イェスルの子役である4Minute ナム・ジヒョンの兄役だった。その彼が今回はイ・ギョンヒ脚本家の「優しい男」で主人公として堂々と名前を挙げている。

「sidusHQという事務所と契約の話が出て、マネージャーさんに『現場を見てみたい』と話して、連れて行ってもらったところがチャン・ヒョク兄さんのドラマ撮影現場(2007年ドラマ「ありがとうございます」)だった。その日がチャン・ヒョク兄さんの誕生日で、ちょうどイ・ギョンヒさんも現場を訪れていたので、その時初めてお会いすることができたし、挨拶もした。そして、ドラマ『クリスマスに雪は降るの?』で初めてイ・ギョンヒさんと仕事をした。

その後もよくお会いしたけど、人生のとてもいい先輩というか。お母さんのような、叔母さんのような、友達のような方です。料理もよく作ってくださるし、役者をご自分の子供のように考えてくださる、とても温かい方だ。イ・ギョンヒさんの作品にはその人格が窺われる。その愛情がたっぷり盛り込まれた作品が『ありがとうございます』だ。それで僕は今回の『優しい男』に自信を持つことができた。一見“痴情、殺人、不倫、裏切り”の中にも、彼女の“感性”や“温かい感情”がよく盛り込まれていると信じたからだ」


チャ・テヒョン&チョ・インソン

現在ドラマ「優しい男」と映画「私のオオカミ少年」でソン・ジュンギブームが巻き起こっている。デビュー5年ぶりに得た人気で、傲慢になったとか、良くない噂が出回るかもしれない。それを聞くと彼は「チョ・インソン、チャ・テヒョン兄さんたちもいるのに、僕なんか……」と答えた。

「デビュー早々から豪気な性格をしていると言われていた。当時から、関係者たちからも『気が強い』『ジュンギはブレイクしたとしても変わる奴ではない』『アイツはとても一貫性のある奴』という話をたくさん聞いた。

それに僕の知名度が上がって変わったとすれば、僕の周りにいる親しい先輩たちから殴られるかも(笑) チョ・インソン兄さん、チャ・テヒョン兄さん、大先輩がたくさんいるのに僕なんかまだまだ……兄さんたちに色々とアドバイスもしてもらうし、優しくしてもらっている。いつもあり難い」


ハン・ソッキュ

ソン・ジュンギは自ら役者人生の転機として「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)に出演したことを挙げた。劇中で彼は青年時代の世宗役を演じ、強靭な魅力を披露した。

「役者としてこれからも“カッコつけてはならない”と思うようになった作品が『根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~』(以下「根の深い木」)だった。『トキメキ☆成均館スキャンダル』で人気も得たし、映画の主人公のオファーも受けていた時期だった。ちょうどその時に自分も知らないうちに『根の深い木』もやることになったけど、主役として愛されるより“もっと大切なものがあるんだ”と感じた。肝心なのは出番とか主役とかではなく、キャラクターが生き生きしていることだ。

現場でハン・ソッキュという大先輩と共演しながらたくさん学んで感じた。あんな大先輩もあんなに一睡もせず頑張って最高の演技を披露しているのに、僕みたいな未熟者がブツブツ文句を言ったリしていてはならないと思った。マネージャーさんにも現場でもそのような生意気なことはしたらいけないと思った。ハン・ソッキュ兄さんは本当に役者として何もかもを成し遂げた方だし、僕は子役とか、特別出演とかはさておいて、あの時、役者に(出演)分量はそれほど重要なことではないと感じた」

記者 : イ・ジョンミン、チョ・ギョンイ