イ・スンジェ&ナ・ムニ&パク・イナン、60~70代のベテラン俳優に“注目”

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写真=MBC
イ・スンジェ(77)、ナ・ムニ(71)、パク・イナン(67)など、60~70代の俳優たちがドラマで底力を見せている。

ドラマに意欲的に出演し続けている3人は、1990年代には家父長的な家の権威ある両親や祖父母などを演じてきたが、現在は愉快で若く、親しみのあるシルバー世代を代表する役者として、視聴者に大きな反響を得ている。

また、出演作でも主演級の役を演じ、多くの出演で視聴者から“アイドル並み”の人気を得てその魅力をアピールするなど、持続的なドラマ出演で他の俳優たちのお手本となっている。

イ・スンジェ…「馬医」でユニークな医師のコ・ジュマン役を演じる

俳優イ・スンジェはMBC設立51周年記念特別企画ドラマ「馬医」(脚本:キム・イヨン、演出:イ・ビョンフン、チェ・ジョンギュ)でコ・ジュマン役を演じている。

恵民署(ヘミンソ:朝鮮王朝時代に設置された官庁・医療施設)の署長であるコ・ジュマンは、素晴らしい医学の知識を持っているが、酒好きで医学生たちにいたずらをするなど、固い信念を持っていながらもユニークな医師として親しみのある魅力を披露している人物だ。

俳優イ・スンジェはキム・スヒョン脚本家のJTBC「限りない愛」にも出演する予定だ。

ナ・ムニ…「せがれたち」「お母さんが何だって」で中心的な存在

女優ナ・ムニはMBC週末ドラマ「せがれたち」(脚本:キム・ジス、演出:キム・ギョンヒ、チェ・ジュンベ)とシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「お母さんが何だって」(脚本:チャン・ヨンミン、ソン・グンジュ、演出:カン・ヨンソン、イ・ジソン)に出演し、毎日地上波のドラマに登場している。

ナ・ムニは「せがれたち」で3人の息子の母親で、家の精神的な柱、ウ・ジョンスク役として出演し、「お母さんが何だって」では3人の子供の母親で、そば屋の社長、ナ・ムニ役を演じ、愉快で人間味溢れる母親の姿を披露し、ドラマの中心的な存在となっている。

パク・イナン「せがれたち」でお洒落なおじいさん、ユ・ウェンテを演じる

俳優パク・イナンは韓国で2012年に最終回を迎えた「愛情万々歳」で妻をサポートするピョン・チュンナム役を演じたことに続き、週末ドラマ「せがれたち」でPCゲームを楽しむお洒落なおじいさん、ユ・ウォンテ役で視聴者から反響を得ている。

個性ある老人を演じているパク・イナンは、ドラマを通じて人々の高齢者への新しい理解を手助けし、偏見を緩和することに役立ったと評価されている。

テレビ関係者は「休むことなく新しいキャラクターに挑戦し、旺盛な演技活動をしている中高年俳優たちに、後輩の俳優たちも大きな刺激を受けている。彼らが演じているキャラクターも、現在の高齢者の姿を反映し、挑戦的で前向きな方向で描かれている」と伝えた。

記者 : ソン・ヒョジョン