KBS 2TV水木ドラマ「優しい男」(脚本：イ・ギョンヒ、演出：キム・ジンウォン)の出演俳優、ソン・ジュンギ、キム・テフン、イ・グァンス、イ・サンヨプスタイルが変身で視線を惹き付けた。

韓国で10日に放送された「優しい男」第9話ではカン・マル(ソン・ジュンギ)とソ・ウンギ(ムン・チェウォン)の事故から1年後の姿が描かれた。これにこれまで起きた人物たちの心境変化を細やかなスタイリングで表現し、ドラマの集中度を高めている。

華やかさの中に深い傷を隠したソン・ジュンギ

1年後、より冷たくなって表れたカン・マルは派手な服装と前髪を上げたヘアスタイルで強い男の魅力を引き立てた。純粋だったカン・マルの姿はもう見当たらない。しかし、このような華麗さは罪悪感と喪失感による彼の傷を隠そうとした姿で、自らを絶壁に追い込んでいくカン・マルの心境変化をそのまま表している。

知的なカリスマ、キム・テフン

ハン・ジェヒ(パク・シヨン)のために自分の手を汚すことも躊躇しないアン・ミンヨン(キム・テフン)はパク・チュナ(イ・サンヨプ)の弱点を握っていたように、いつも最後の切り札を隠しておく緻密な性格を持っている。これにクラシックなスーツは体にピッタリと合うタイトなフィット感を生かし、一寸の乱れも許さない冷徹な性格を現しており、知的なイメージの弁護士を完璧に表現している。

ピュアさを持ち合わせている完璧な男、イ・グァンス

カン・マルの大事な親友であるパク・ジェギル(イ・グァンス)は父の悪行に耐えられず、家から飛び出すぐらい温かい性格を持つピュアな男だ。お金持ちの息子であることが明かされた1年後のジェギルは以前の素朴だった服装から脱皮したクリーンなスタイルに変身、温かみのあるカラーで純粋な魅力を放出し、チョコとのラブラインに力を入れている。

一途な男イ・サンヨプ

ウンギの後ろを黙々と守っていたパク・チュナは、パステルトーンのシャツで1人の女性だけを想う男の一面を見せてくれた。しかし、自身の父を守るためにハン・ジェヒの悪行を見なかったふりをしなければならなかったチュナはダークスーツにトーンダウンされたシャツで痛みを抱えた男を表現し、胸の中に隠された彼の悲しみを表している。

このように「優しい男」の俳優たちは、細かいスタイリングでも視聴者をドラマに集中できるように手助けしている。それぞれの性格をそのまま示すことで相乗効果を高めている。

前回ウンギを拉致したジェシク(ヤン・イクチュン)の車をさえぎったマルの姿で終わり、その後の展開に関心が高まっている「優しい男」は韓国で17日の夜9時55分に第11話が放送される。