イ・ジョンヒョン&ソ・ヨンジュ「未熟な犯罪者」東京国際映画祭コンペティション部門に進出

OSEN |

映画「未熟な犯罪者(Juvenile Offender)」が、第25回東京国際映画祭のコンペティション部門に招待された。

10月20日から28日まで開催される第2回東京国際映画祭に、11月に韓国で公開されるイ・ジョンヒョン、ソ・ヨンジュ主演の映画「未熟な犯罪者」が公式招待されたのだ。

「未熟な犯罪者」は、少年院を行き来していた16歳の少年が13年ぶりに現れた母と再会し、隠されていた冷酷な真実に立ち向かう内容を描く映画。

東京国際映画祭はアジア圏で最も権威のある映画祭で、国際映画製作者連盟(Federation of Film Producers Associations (FIAPF))に認められている映画祭だ。全15本の競争作の中、「未熟な犯罪者」は第37回トロント国際映画祭に続き、8本のアジアン・プレミア作品の一つとして今回の東京国際映画祭コンペティション部門に進出した。

その上「未熟な犯罪者」の今回のコンペティション部門への進出は、韓国の作品としては唯一のコンペティション進出で視線を引いている。

これまで東京国際映画祭コンペティション部門に進出した韓国映画としては2006年ホン・サンス監督の「浜辺の女」があるが、「未熟な犯罪者」はそれ以来6年ぶりの快挙となる。

「未熟な犯罪者」側は「少年犯罪、シングルマザーなどの社会的問題をリアリティを生かして盛り込んでいる点が高く評価され、カン・イグァン監督の丁寧な演出に主演俳優イ・ジョンヒョンとソ・ヨンジュの圧倒的な演技力が審査委員団に深い印象を残し、このような快挙を成し遂げた」と伝えた。

「未熟な犯罪者」は10月25日と26日両日にわたって上映され、カン・イグァン監督と主演俳優イ・ジョンヒョンが映画祭に参加し映画ファンに会う予定だ。

先日のトロント国際映画祭ではコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門に招待され「私達が目をそらしてきた社会的なテーマを、映画にうまく盛り込んだ作品」「記憶に長く残る、賢く冷徹ながら丁寧さを併せ持っている映画」などと評価された。

記者 : チェ・ナヨン