東方神起 vs UV「勝負の神」は「無限に挑戦」の亜流?“ハハ vs ホンチョルより熱い対決”

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東方神起とUVがプライドをかけた戦いを繰り広げる?

まったく似合わない2つのグループが出会った。ルックスから音楽まで似ているところが見つけられない彼らの対決は、あまりにも違っていてむしろ興味深かった。

MBCのバラエティ番組「僕らの日曜の夜-勝負の神」(以下「勝負の神」)の公開収録が11日の午後4時、京畿道(キョンギド)高陽市(コヤンシ)一山西(イルサンソ)区大化洞(テファドン)の高陽体育館で開かれた。

対決前に先手を打つことも欠かさなかった。UV(ユ・セユン、ミュジ)は客席を横切りながら登場し、トレードマークのレゲエスタイルのかつらをかぶって「梨泰院(イテウォン)フリーダム」を歌った。ユ・セユンはUVの新しいコンセプトである紫に白いラインが3本入ったスリッパを履いていた。

東方神起(チャンミン、ユンホ)も負けてはいなかった。ヒット曲「Why?(Keep Your Head Down)」を歌いながら華麗に登場した。アイドルであるだけに、観客の歓声は一桁違っていた。UVに負けないという覚悟を決めた表情だった。

両チームが登場すると1,500人の観客が一斉に歓声をあげた。体育館を埋め尽くす歓声に緊張感が漂った。東方神起、UVはもちろん、レッドチームのキム・スロとブルーチームのタク・ジェフンの心理戦は、張り詰めた緊張感さえ抱かせた。


◆UVが東方神起のマネージャーを?

公約の内容でも気の張り合いが感じられた。UVは負けたら東方神起の一日マネージャーになると約束した。また、東方神起の新しいアルバムが発売されればソウル明洞(ミョンドン)の街で6時間かけて広報すると話した。もちろん、すべての費用は自己負担で。

UVは新曲のMVに東方神起が出演することを求めた。半日以上の撮影に応じるのはもちろん、ケータリングで食事を提供することを求める内容を盛り込んだ。誓約書にサインする東方神起とUVの表情は、意気揚々としている。

彼らの最初の対決は“レール2色フリースロー”。動くレールの上からゴールポストにボールを多く入れたチームが勝ちというゲームだ。ただし自分のチームのゴールポストに入れなければならず、相手のポストに入れると相手チームに点数が入る。普段からバスケットボールを楽しんでいるチームに有利なゲームだ。

最初の対決種目が発表されると1500人のうち600人がUVを選んだ。東方神起を選んだ観客が圧倒的に多かった。最近放送された「勝負の神」でも、観客はレッドチームを支持する傾向が見られた。この日も同じだった。


◆放送より熱い現場

これについてブルーチームのタク・ジェフンは妙な嫉妬心をあらわにした。彼は「制作チームが(チーム員を)決めた通りにしてはだめだと思う。くじ引きにしよう」と冗談っぽく話した。MCのキム・ヨンマンは「レッドチームが優勢である傾向がある」とし、「キム・スロがとてもエネルギッシュで、ゲストの要望が多い」とコメントした。

放送は短いが、1ラウンドを撮影する実際の収録時間はなんと2時間にも及ぶ。収録前に練習をするが、当日も練習する時間を設けるためだ。練習も実践と同じぐらい徹底していた。

「勝負の神」は「無限に挑戦」で放送された「ハハ vs ホンチョル」に着眼したスピンオフ番組だ。しかし「勝負の神」は対決の動機が弱いという評価を受けている。ハハと(ノ・)ホンチョルの対決は、切実な理由があって興味深かったが、「勝負の神」は出演陣の動機が弱いという指摘だ。

そのような懸念を覆し、出演者の対決は真剣そのものだった。放送で見るより、現場で感じられる熱気はより熱かった。1,500人の歓声がとても大きく、彼らの応援に出演者の闘争心は大きくならざるを得なかった。演出が改善されれば、一部視聴者の指摘は十分解決できる問題だと思えた。

◆体力がないと辛い「勝負の神」

この日、第1ラウンドの練習でもっとも目立ったメンバーはチャンミンだった。10回試すと半分以上がゴールに入り、レッドチームへの期待を高めた。東方神起の勝利を占った観客の期待もその分大きくなった。しかし、練習と実践は違うものだった。

東方神起に負けていたUVは実践で自分のペースを取り戻し、高い成功率を見せた。ユ・セユンはスリッパを履いた状態でシュートを成功させ、ミュジも力を合わせて活躍した。東方神起がシュートを成功させるたび、コミカルな野次を飛ばすユ・セユンの姿に笑いが起きた。

延長戦まで行われた最初のゲームの勝者は東方神起。チャンミンの活躍があってこその勝利だった。もちろん、オウン・ゴールもあった。その犯人はユンホ。彼は「オウン・ゴールを許して。次のラウンドで活躍する」と約束した。UVを支持した600人の観客は名残惜しそうに帰っていった。

この日、東方神起とレッドチームは深夜1時に収録を終えたという。1ラウンドに必要な時間と体力が多いだけに、出演者たちの健康的な体力が欠かせない番組のように思えた。

果たして勝負の神は誰になるのだろうか?レッドチームに押され気味のブルーチームは、UVによって元気を取り戻すことができるだろうか?東方神起とUVは、韓国で16日に放送されるKARA&Secret編に続き、4回目の対決となる。韓国で今月30日の午後5時から放送予定。

記者 : キム・ジヒョン、写真 : キム・ヨンドク