「アラン使道伝」コミカルな3人組に注目!

OhmyStar |

写真=MBC
「アラン使道伝」のスパイスのような役割を果たしている密陽(ミリャン)官庁の三房(サンバン)がドラマを愉快に展開している。

朝鮮時代の官庁には、吏房(イバン)、戸房(ホバン)、礼房(イェバン)、兵房(ピョンバン)、刑房(ヒョンバン)、工房(コンバン)の六房で構成されている。しかし、「アラン使道伝」の密陽には官庁の財政逼迫により、使道もなく三房だけが官庁をまかなって行かなければならない状況だ。

三房のうち、もっとも目立つ役柄は吏房役のキム・グァンギュだ。劇中で三房のリーダーである吏房は、主人なき官庁で主人気取りする人物だ。強者にはどこまでも弱いが、弱者には強い典型的な人物だ。

5日に韓国で放送された「アラン使道伝」(脚本:チョン・ユンジョン、演出:キム・サンホ)では、三房がウノ(イ・ジュンギ)を崖から突き落とすシーンがあった。

これまで主人なき官庁を左右していた三房は、ウノがすぐ出ていくと思っていたが、予想と違って使道を辞めず、ウノを殺す計画を立てる。崖にいるウノを見て突き落とし、足を踏み外して死んだように偽ることにし、吏房が行動に出るが、迷っている間に呪符を掴もうとするウノは本当に足を踏み外して崖の下へ落ちてしまう。

しかし、これを知るはずがない刑房(イ・サンフン)と礼房(ミン・ソンウク)は、吏房が成功したと勘違いする。吏房は違うと主張するが、刑房と礼房は信頼しないシーンがコミカルに描かれた。

キム・グァンギュは「ファンタスティック・カップル」「私の心が聞こえる?」以来、キム・サンホプロデューサーともう一度ドラマで出会い、新しい役柄でコミカル演技の達人らしく巧みにコミカルな演技を披露し、視聴者に笑いを届けている。

空いていた使道の席を形式上臨時に据えていたウノが予想以外に使道役をしっかり果たしており、三房の生半可な計略は続くものと見られ、三房の活躍、特にリーダー格の吏房の活躍が劇の楽しさを増してくれるものと見られる。果たして彼らの生半可な計略は成功するだろうか。

また、この日の放送では、現代劇にありそうな鉄製の梯子が画面に写り、話題になった。

記者 : イ・ヨングァン