「栄光のジェイン」で再発見した3人の俳優たち

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KBS 2TV水木ドラマ「栄光のジェイン」(脚本:カン・ウンギョン、演出:イ・ジョンソプ)は、2011年12月28日に韓国で放送が終了した。ユン・ジェイン(パク・ミニョン)とキム・ヨングァン(チョン・ジョンミョン)がそれぞれの夢と愛を叶えるハッピーエンドでストーリーは終わった。

「栄光のジェイン」はKBS 2TVドラマ「製パン王キム・タック」のカン・ウンギョン脚本家とイ・ジョンソププロデューサーの再会で期待を集めたが、視聴率ではSBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」に押され、期待に応えることはできなかった。

しかしチョン・ジョンミョン、パク・ミニョン、イ・ジャンウをはじめ、Fin.K.L(ピンクル)のイ・ジン、パク・ソンウン、ソン・チャンミン、チェ・ミョンギル、キム・ヨンジュ、ナム・ボラ、イ・ムンシク、キム・ソンオなど「栄光のジェイン」の出演陣の演技とチームワークは「根の深い木」に負けないほど輝いたと評価されている。

特に助演俳優たちの魅力の再発見は「栄光のジェイン」が残した大きな成果だ。ここに「栄光のジェイン」を通じて従来のイメージを壊した俳優たちをまとめてみた。

「明成皇后」は忘れてほしい―チェ・ミョンギルの再発見

写真=KBS 2TV「栄光のジェイン」スクリーンショット
これまでのチェ・ミョンギルは王妃役専門の女優と言っても過言ではなかった。カリスマ性溢れる姿でドラマ「明成(ミョンソン)皇后」の明成皇后を演じた彼女は、ドラマ「龍の涙」「大王世宗(テワンセジョン)」で元敬(ウォンギョン)王后役を、「朝鮮王朝五百年-風蘭」では貞顕(ジョンヒョン)王后役を演じた。他にも慈順(チャスン)大妃(「朝鮮王朝五百年-雪中梅」)、チェ・ワンフ(「天下無敵イ・ピョンガン」)、へ妃(「百済の王 クンチョゴワン(近肖古王)」)、恵慶宮洪氏(ヘギョングンホンシ、「朝鮮王朝五百年-閑中録」)など多くの時代劇であらゆる王妃を演じてきた。

そんなチェ・ミョンギルが、根気強い母親のパク・グンジャ役を演じ、これまで見せてきた重いイメージを一瞬で壊した。忠清道(チュンチョンド)訛りもよく似合っていた。デビュー21年目にしてアクションシーンにも初挑戦した。「栄光のジェイン」第3話で闇金融業者の頭を抱えてパンチを食らわせたり、ビンタするなど衝撃的な変身を図った。

チェ・ミョンギルはこの勢いに乗って、その後KBS 2TVのコメディ番組「ギャグコンサート」の「生活の発見」コーナーでコミカルな演技にも挑戦し、話題となった。

Fin.K.Lは忘れてほしい―イ・ジンの再発見

「約束して」という歌詞とともに小指を可愛く差し出すガールズグループFin.K.Lのイ・ジンは「栄光のジェイン」にはいなかった。代わりにいたのはリアルな怒りの演技で会社員の女性たちを満足させた女優イ・ジンだった。

イ・ジンは彼女が演じたチャ・ホンジュという女性をシックでキュートな、決して憎めない存在感のあるキャラクターとして作り上げることに成功した。「栄光のジェイン」はイ・ジンを歌手から女優に変身させた作品だ。


「公共の敵」は忘れてほしい―イ・ムンシクの再発見

これまでコミカルな演技や殴られる演技の達人として有名だったイ・ムンシクは、「栄光のジェイン」で“ホ・ヨンド流の名言集”を残し、迫真の演技をする俳優に生まれ変わった。

イ・ムンシクは、自分の信念のためならコデ商事の会長であるソ・ジェミョン(ソン・チャンミン)にもストレートに要求を言い、営業1チームのチーム員が不当な処遇を受けた場合は我慢せずに抵抗し、チーム員の不正があった時には正しい道に導くなど最高の上司を演じ、サラリーマンたちから高い支持を得た。

イ・ムンシクは、「栄光のジェイン」第20話で営業1チームが解散することを防ぐために自ら退職すると言うキム・ヨングァンに言った「不当なことに負けることより、それを感じられなくなることのほうが悲惨だ、キム・ヨングァン。だから、目をつぶるな。逃げるな。君が傷ついたとしても、屈せずに堂々と立ち向かえ!それが君たち若者がやるべきことだ。分かったか?」という台詞で、サラリーマンたちの疲れた心を慰めた。

【「栄光のジェイン」DVD情報】
「栄光のジェイン」特集ページ
「栄光のジェイン」DVD公式ホームページ

●「栄光のジェイン」DVD-SET1 税込価格¥19,950 2012/10/3発売
DVD6枚組/アウターケース付/ピンナップジャケット仕様
【特典映像】制作発表会見Part1/ポスター撮影風景
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●「栄光のジェイン」DVD-SET2 税込価格¥19,950 2012/11/2発売
DVD6枚組/アウターケース付/ピンナップジャケット仕様
【特典映像】制作発表会見Part2/パク・ミニョン インタビュー/イ・ジャンウ インタビュー
★レンタルVol.7~12同時リリース!

記者 : クォン・ヒョクギ