Vol.1 ― 「Dr.JIN」イ・ボムス“韓流は何も知らない口だけの人が言っていること”
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ドラマ「Dr.JIN」で描かれた興宣大院君は私たちによく知られている興宣大院君とは違う人物だった。改革への強い意志、より良い世界を目指そうとする興宣大院君は鎖国政策を主張した保守的な人物とは大きく異なる。
そのため、興宣大院君が美化されたのは敏感な問題かもしれない。彼は「美化されても問題にならない。ドキュメンタリーでもないし、わざと美化したわけでもない。このような野望と知略を持っている彼にはきっと彼なりの考えがあったはずだ。韓国が近代化に遅れをとってしまったのはイ・ハウンのせいではない」と、歴史上の人物を別の観点から解釈することに意味があると強調し、興宣大院君も近代化への意識を持っていたと語った。
興宣大院君の人生について語ったイ・ボムスはドラマの制作環境について話題を変えた。興宣大院君ではなく、俳優イ・ボムスに戻ったが、彼の声からは興宣大院君のような力が感じられた。

イ・ボムスはドラマの制作環境を改善するためには法的制度化する必要があると言った。「『大変だった』と言って終わったらダメだ」と語った彼はテレビ局と制作会社の態度について「いつも言い訳ばかりする。視聴率のため、視聴者の反応を見ながら撮影を進めるべきだと言う。とんでもない話だ。映画は観客の反応を見ることなく撮影をするのに、どうして人気を集めるのか?自分勝手な判断をしている。こういう話をすると『撮影終了後はテレビ局でドラマを買ってくれない』と言う。そうならば、早くテレビ局に編成してもらってドラマの2分の1ほど制作して、残りは視聴者の反応によって制作してもいいのではないか」と語った。
彼は「週に1回休ませてくれと言っているのではない。一日5時間だけでも睡眠をとれるようにしてほしい。韓流は誇りに思うようなことではない」と語った。さらに彼は「ドラマのセット場も物流倉庫だった所をスタジオだと言う。火災の危険性もある。火事になったらどこに逃げたらいいかも分からない。韓流やグローバル化は何も知らない口だけの人が言っていることだ。それはグローバル化だとはとても言えない。むしろ恥ずかしい。そういう制作環境から整えるべきだと思う」と語った。

記者 : イ・スンロク