「私は王である!」監督“チュ・ジフンのキャスティング、負担にはなったが…”

OSEN |

映画「私は王である!」のチャン・ギュソン監督が、俳優チュ・ジフンをキャスティングすることに負担を感じたと率直に明かした。チュ・ジフンは2008年、大麻使用の疑いで調査を受けた。判定結果は陰性反応だったが、使用を認め、軍隊に入って自粛する時間を持った。「私は王である!」はチュ・ジフンの3年ぶりの復帰作だ。

チャン・ギュソン監督は、最近OSENとのインタビューを行い、チュ・ジフンのキャストが負担ではなかったかという質問に対して、「どんな監督であれ、負担はあったはずだ。(大麻事件は)モラルの問題が関わっている事件ではあるが、だからといって才能のある人物が永遠に機会を得られないことには反対だった」を話した。

また、「キャストに負担があったのは事実だが、外見や演技の面から見ると、チュ・ジフンがぴったりだった」と話し、「本人もすごく頑張ってくれたし、私も満足した。正直に言って、このキャラクターは誰がしても大変な役だ。チュ・ジフンが最善であり、ベストだった。一言で言えば、縁だ」と話し、チュ・ジフンの演技に満足感を示した。

コメディ映画の主人公としてコメディ演技の経験がまったくないチュ・ジフンを選択した理由も明かした。チャン監督は、「コメディをうまくこなせる俳優が20代にはいない。よくできる俳優は既に40代になった。チュ・ジフンは、「宮~Love in Palace」「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」「魔王」「キッチン~3人のレシピ~」を通じて、コメディとは関連のないイメージを持ち続けてきており、だからこそ、こんな俳優がコメディをするとより効果的だと思った」と説明した。


「私は王である!」は、王になりたくない皇太子の忠寧(チュ・ジフン)が、自身にそっくり似ている奴隷トクチルと身分を取り替えて、一度も経験したことのない時間を過ごしながら、次第に徳と知恵を備えた王として成長していく過程を描いた作品だ。今回の作品を通じて、コメディ演技に初挑戦したチュ・ジフンは、頭脳明晰だが、どこか間抜けな皇太子と、義理はあるが、無知な奴隷を同時に演じる。韓国で8日に公開され、上映中である。

記者 : キム・ナヨン