「黄金漁場-ラジオスター」グラのいない空の下で ― Best or Worst

10asia |


ストーリー

久々にドラマや映画でなくミュージカルを宣伝するため「ラカジ(ラ・カージュ・オ・フォール)」の俳優たちが出演した。“100歳を半分にした年齢から1歳を引いた”ナム・ギョンジュ、お笑い界が自慢する芸人だが特技が“トゥンシトゥンシ”といった自動車の音を出すビートボックスしかないというチョン・ソンファ、「黄金漁場-ラジオスター」(以下、「ラジオスター」)には3回目の出演でMCたちから「また来たか」と無視されたりいじめられたりした2AMのチャンミン。彼のアイメイクが綺麗でより切なく見えた。また、“平凡な顔でもTVに出そうと思って出てきた”という出演の決意が恥ずかしいほど、「ラジオスター」の勢いに圧倒されて気後れしたイ・ミノだったが、意意外にも放送は、次の週にも継続される。

Best or Worst

Best:決して簡単ではない試みだった。放送、映画に比べまだ大衆的ではないジャンルであるミュージカル俳優たちが出演すること自体もリスクがあったけれど、バラエティになれていないゲストの一部は頑張ろうとする情熱だけが先走り、機転がきかなかった。また、突っ込むタイミングを掴むことができず、黙って座っているだけだった。“ミュージカル”というゲストたちの共通点を効果的に生かすことができなかったし、今までと違う散漫な構成もいつもの「ラジオスター」には及ばなかった。しかし、こんな危機的状況を迎え野獣の本能を最大限に発揮したMCたちは、相手を選んだり後の事を考えたりせず、ゲストたちをむちゃくちゃに攻撃しトークのネタを作り出した。そして、昨日の最大の功労者は隠してきた足の爪をようやく現し出した芸人キム・グクジンだった。彼はミュージカル界でアイドルがチケット販売に相当な影響力を持つという話に、「そんなに影響力があるなら、チャンミンよりスロンの方が良かったんじゃないですか?」とかなり落ち着いた様子でチャンミンを“ディス”した。また、緊張してなかなか話を切り出せないイ・ミノに対して優しい言葉遣いで「こんなことなら(自宅で)TVで見たほうが良かったんじゃないですか?」と“配慮型ディス”を新しく披露した。これは草食動物に似たこの男が、キム・グラのようにゲストをせき立てたりSUPER JUNIOR キュヒョンのようにしつこく質問するのとは違い、蝶のように飛んで蜂のように刺した後、一歩下がって純粋な顔で笑い出すという新武器を装着したことを意味する。グラのいない空の下で、「ラジオスター」の新しい時代が始まっている。

仲間たちとおしゃべりするポイント

―「一体スロンとチャンミンの違いは何だろう?」と何度も聞くナム・ギョンジュさん、叩くMCよりそれを分からない先輩の方が憎たらしい。悔しかったら熱愛説でも出した方が…
―いつステージで会うことになるか分からないゲストたちに、心の底からふざける姿を見せたキュヒョン、ヤンニョム(甘辛いたれ)チキンのクーポンでも配った方が…
―20歳のイ・ミノに恋愛の質問をしておいて、「今、中学生でも相手がいる」なんて。一体、みんなどうしたんですか?最近の小学生は無視しているんですか?

記者 : 文 チェ・ジウン、翻訳 ナ・ウンジョン