出演待ちしている歌手は40グループ?…“音楽番組出演が難しくなった”

OSEN |

最近、音楽番組に出演する歌手を見直さざるを得ない。史上最高の競争を抜いてステージに上がったグループであるためだ。

最近、音楽界の関係者の間では「番組出演が空の星をつかむほど難しい」という話が出ている。

大型芸能プロダクションが月1~2回ほど新曲をリリースする上、K-POPブームに乗って中小型の芸能事務所も多数登場してきているためだ。現在、音楽番組の出演を待っている歌手は40グループ以上だと言われている。

最近の音楽界には新設芸能事務所と新人グループが溢れ出している。2~3年前、アイドルグループは必ず成功するという観測の下で企画された新人歌手と芸能事務所が準備作業を終え、今年下半期ごろに大挙デビューを控えている。特に、2009年の少女時代、2NE1の成功に刺激され、新人ガールズグループが多数、デビューを間近に控えている。

だが、デビューステージを披露するのも容易ではない。あるガールズグループの制作者は「新人グループのステージ数は限られているが、同じ時期に活動する新人の数が多すぎる。以前のような毎週出演は想像すらできなくなった」と話した。他の制作者も「あまりにもたくさんアルバムがリリースされていて、音楽担当のプロデューサーに電話をすると、ため息の音から聞こえる。音楽番組への出演が史上最高に厳しくなっているようだ」と話した。

さらに、大物歌手の活動時期が重なることも多くなった。いわば“エンディング歌手”と呼ばれるトップクラスの歌手も同時に活動を展開しているのだ。SMではSUPER JUNIORとBoA、YGではPSYと2NE1、JYPでは2PM ウヨンが活動しており、CubeのBEAST、コアコンテンツのT-ARAなどが活発な活動を予定している。

あるボーイズグループの関係者は「うちのグループが比較的放送の後半に出演していて驚いていたが、その後にもエンディングレベルの歌手が5~6グループほど出演した。大物歌手ですらこんなに同時に熾烈な活動をしているのだから、新人や認知度の低い歌手が上がるステージはなくなっている状態」と話した。

泣きっ面に蜂のように、ロンドン五輪も始まった。試合時間が韓国基準で深夜に予定されており、音楽番組には大きな影響はないと思われたが、KBS「ミュージックバンク」が五輪特集番組で8月3日の放送がキャンセルされるなど、打撃は少なくないようだ。

記者 : イ・ヘリン