「スノーピアサー」 ポン・ジュノ 監督 “小さい頃は漫画家になりたかった”
OhmyStar |
ナショナルジオグラフィックコリア
14日に同名のフランス漫画を映画化した次回作「スノーピアサー」の撮影を終えたポン・ジュノ監督が、「小さい頃から小説より漫画をたくさん読んだ。漫画家になりたいとも思っていた」と漫画に対する深い愛情を語った。ポン・ジュノ監督は韓国で27日に放送されるNGC(ナショナルジオグラフィックコリア)のドキュメンタリー特集「巨匠―韓国最高の興行映画監督」(以下「巨匠」)の第2部に出演し、1993年のデビュー作である短編映画「白色人」から来年度公開予定の「スノーピアサー」にいたるまで、自身の映画哲学について自ら語る。
絵コンテを自ら描くことで有名なポン・ジュノ監督は、漫画への熱い思いと共に、学生時代、大学新聞社に風刺漫画を連載していたユニークな経験についても語った。ポン監督は「映画と最も近い媒体は漫画ではないかと。実際に絵コンテを描いていると、頭の中で具体的なシーンがイメージできる」と自身の創作論を述べた。
またポン監督はパク・チャヌク監督が制作し、「ヘルプ ~心がつなぐ ストーリー~」で2012アカデミー助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、ティルダ・スウィントン、ジョン・ハート、ジェイミー・ベル、ソン・ガンホ、コ・アソンなど豪華キャスト勢が共演する次回作「スノーピアサー」についても言及した。
ポン監督は「最初『スノーピアサー』という漫画を見たとき、はまってしまいその場で最後まで読み終えた。映画『スノーピアサー』は極端な状況下での人間の本質を描く」と説明した。さらに「巨匠」はテレビ局として初めて「スノーピアサー」のロケ地であるチェコ・プラハのスタジオを訪問し、現場の臨場感を映像に収めた。
そのほか、「巨匠」ポン・ジュノ監督編では、「母なる証明」のキム・ヘジャ、「殺人の追憶」「グエムル/漢江(ハンガン)の怪物」のソン・ガンホ、パク・へイルなどがポン・ジュノ監督の作品世界についてコメントする。番組のスタッフは「韓国映画界に新しい風を巻き起こした、ポン・ジュノ監督の愉快ながらも真剣な話が聞けるのでは」と話している。
これに先立ち、20日の「巨匠」第1部では「10人の泥棒たち」を公開したチェ・ドンフン監督編が放送され、映画ファンから好評を受けた。また、8月3日の第3部にはハリウッドに進出したキム・ジウン監督編が放送される。
記者 : ハ・ソンテ