「応答せよ1997」釜山訛りが長所となった出演者

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「応答せよ1997」1990年代の釜山を背景にしたレトロドラマ

tvNドラマ「応答せよ1997」の出演俳優の中には、釜山(プサン)出身が少なくない。Apinkのチョン・ウンジ、INFINITEのホヤは勿論、ソ・イングク、イ・シオンも釜山出身だ。

「応答せよ1997」(演出:シン・ウォンホ、脚本:イ・ウジョン)は、1997年の釜山にあるグァンアン高校の生徒だった6人の友達が、過去の郷愁を思い出す内容を描くレトロドラマだ。訛りはこのドラマにおける特徴的な要素になるわけだ。

KBS「ハッピーサンデー-男子の資格」を演出したシン・ウォンホプロデューサーは、初のドラマ作品になる「応答せよ1997」において釜山を主な舞台にした理由に対して「レトロだから暖かさを与えたかったけど、訛りで伝えられるものがあると思った」と話した。また、シン・ウォンホプロデューサーは「もっと大きな理由は面白みのを与えるためだ」とし、「台詞の一行一行を面白く表現するために訛りを活用することにした」と答えた。シン・ウォンホプロデューサーは「最近は外国語より訛りを上手に駆使できる俳優に恵まれているようだ」と付け加えた。

新世代のアイドルグループとしてハンディキャップだった訛りは、このドラマを通じて長所となった。Apinkのチョン・ウンジは「INFINITEのホヤさんも、所属事務所から訛りを直りなさいと言われたようだ」とし、「Apinkも妖精コンセプト(笑) なので、私も訛りを直さなきゃいけなかっのだけど、直さなくて良かった」と笑った。チョン・ウンジは「今まで演技をしたかったけど、故郷が釜山なので、訛りのせいで演技はできないと思った」とし、今回主演にキャスティングされたことに対しては“幸運”だと付け加えた。

シン・ウォンホプロデューサーは「ともすれば学園ドラマのように見えるかも知れないので、元々は20歳前後の俳優やアイドル出身はキャスティングしないつもりだったが、チョン・ウンジさんは違っていた」と話し、訛りがキャストにとって長所として影響したことを明かした。シン・ウォンホプロデューサーによると、1993年生まれでちょうど20歳になったチョン・ウンジは、アイドルグループだけどアイドルとはまったく違う感じだったという。

チョン・ウンジは「釜山にいたとき、あだ名が“若年寄”だった」と話し、町におばあさんが多くいたけど、おばあさんの話し相手になっていたため、私の訛りは子供っぽくないほうだ」と説明した。

既に殆ど訛りを直していたINFINITEのホヤの場合、逆に訛りを練習することになった。ホヤは「故郷が釜山なので、ソウルに来て練習生生活をしながら、訛りを殆ど直していた」と話し、「もう訛りを使うのが不自然になってしまって、故郷の家族や友達と電話しながら訛りを使う練習をしている」と明かした。ホヤはこの作品を通じて、INFINITEの中ではLとソンヨルに次いで3番目に俳優としてデビューする。

「応答せよ1997」は、H.O.T.とSECHSKIES(ジェクスキス)で代表された1990年代を背景に、“第一世代の追っかけ”シウォンと、シウォンだけを見つめるユンジェ、“歩く相談窓口”ジュニなど、個性満点の高校生の男女6人の物語を描くレトロドラマだ。24日の夜11時から韓国で放送がスタートする。

記者 : イ・ヒョンジン