故キム・グァンソクのアルバム全集がセットで発売される。

9日に発売される「僕の歌」セットにはキム・グァンソクが生前に発売した全アルバムと未公開の公演映像、写真が収録されている。

キム・グァンソク「僕の歌」ボックスセットは「キム・グァンソク1」(1989)から「キム・グァンソク再び歌う2」(1995)まで彼が生前に発表した6枚のアルバムとライブ、「僕が必要」「もう行ってください」など未発表曲を入れたCDを含め、合計9枚のCDと未公開映像を収録したDVDなど、合わせて10枚でキム・グァンソクの音楽世界をまとめた決定版だ。

このボックスセットは特別に全曲リマスタリングを通して音質を復元、キム・グァンソクの歌を原曲の雰囲気をそのまま生かして聞くことができる。歳月のため、音質の劣化を避けられなかったライブアルバムはよりキレイな音質で聞けるように改訂された。

1992年10月、キム・グァンソクが米セイントルイスワシントン大学の小講堂で学生たちのリクエストのためにやらざるを得なかった即席公演の様子が初めて収録され、210ページに及ぶブックレットで未公開写真、主な曲の復元楽譜などを見ることができる。

また、韓国最高の音楽評論家イム・ジンモ、キム・テフン、ウォン・ヨンミン、キム・ギョンジン、キムゴ・グムピョン、キム・ジャクガ、パク・ジュンフムなどが執筆した評論を収録し、キム・グァンソクが残した音楽の意味を改めて考えさせる。

キム・グァンソク「僕の歌」ボックスセットを企画したCJ E＆Mの音楽事業部門は「キム・グァンソクは亡くなってから長い時間が経った今でも、心の中に残っているミュージシャンだ。独歩的な構成と全曲リマスタリングで最高の所蔵価値を誇るキム・グァンソク『僕の歌』ボックスセットを通して、彼が韓国大衆音楽において伝説になった理由を体感することができるはず」と伝えた。

ボックスセットはミュージシャンの音楽歴史を総網羅する作業であり、長い間多くの人から愛されたミュージシャンの、販売中断になったアルバムを含め、アルバムを全て集め復元し、発売するだけでも大きな意味を持つ。

これまで韓国のレコード市場でボックスセットはビートルズなど、海外ミュージシャンを中心に発売されており、韓国ではシン・ジュンヒョン、ソ・テジ、ハン・デス、サンウルリム、ユン・サンなど比較的少数のミュージシャンのみが発売されている。

キム・グァンソクの「僕の歌」ボックスセットは9日に音源で発売され、10日からはレコード店で購入することができる。