Vol.1 ― コン・ユ「ファンからもらったカメラでカレンダーを作る彼を“コンユ(共有)”できませんか?」

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これこそ“コン・ユアリ(コン・ユに夢中になる現象)”だ。KBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡~」の視聴率はそれほど高くはないが、視聴者なら誰もがコン・ユを称賛する。30代のソ・ユンジェから18歳のカン・キョンジュンに一瞬で変わる、彼の演技力には感心するしかない。

2007年「コーヒープリンス1号店」でチェ・ハンギョルを演じて以来、5年ぶりにドラマに復帰したコン・ユ(本名コン・ジチョル)。彼のうしろにはいつも応援してくれる心強い人々がいる。それは、韓国公式ファンクラブの「YOO&I」だ。「YOO&I」で活発に活動する4人の会員に聞いた。人々によく知られていないコン・ユの魅力とは何だろうか。

女性1号(30代、サービス業、2003年からコン・ユにはまる)
女性2号(20代、幼稚園教師、2002年からコン・ユにはまる)
女性3号(40代、主婦、2007年からコン・ユにはまる)
女性4号(20代、幼稚園教師、2004年からコン・ユにはまる)

2001年8月30日からスタートしたコン・ユの韓国公式ファンクラブ「YOO&I」には、5万7千人が加入している。サイン会、ファンミーティングなどの公式イベントや撮影現場の訪問など、数々のイベントが行われる。オンライン上に設けられたファンクラブだが、異例にも実名制で運営されている。2005年にコン・ユが「乾パン先生とこんぺいとう」に出演していたころから実名制になった。実名で文章を書き込むことで、コン・ユも書き込んだ人の名前を覚えられることが最大のメリットだ。


コン・ユの魅力とは?“これにはまった!”

2001年「学校IV~転校生はプレイボーイ!?」でデビューしたコン・ユは、出演作は多くはないが、毎年ひとつ以上の作品には確実に出演する俳優だ。ドラマ「乾パン先生とこんぺいとう」(2004)で注目を集めた彼は、映画「僕の彼女を知らないとスパイ」「恋の潜伏捜査」、ドラマ「ある素敵な日」を経て「コーヒープリンス1号店」で人気を博した。国防の義務を果たし、一層成熟した男として戻ってきたコン・ユは、映画「あなたの初恋探します」と「トガニ 幼き瞳の告発」に続き、現在ドラマ「ビッグ~愛は奇跡~」に出演している。

「『コーヒープリンス1号店』で自然にコン・ユさんにはまってしまいました。ちょうど子どもが語学研修でフィリピンに行っていて暇だったから、徹夜しながらコン・ユさんの出演作を全部を観ました。それほど魅力があるということですね(笑) コン・ユさんの演技が好きです。ものすごく自然で。演技しているように見えないですね。最近『ビッグ』もリアルタイムで見て、再放送まで週に5~6回は見ます。コン・ユさんは、控えめでカッコよくもあり、可愛い俳優です。表情やジェスチャーが可愛いですね」(3号)

2号は「何より偉そうに見えない芸能人らしくない姿がいい」と打ち明けた。これは、4人の共通した意見だった。コン・ユがMBC「ミュージックキャンプ」(現「ショー 音楽中心」)のMCを務めていたとき、毎週土曜日に放送局を訪れたという2号は「5~6ヶ月間毎週会うから、終わって通りすがる時にただ挨拶だけだと残念に思えるくらいだった。お兄さんと言うのはあれだけど、いつも知り合いのように接してくれてよかった」と語った。

「高校2年生のとき、お兄さんを初めて見ました。最初は芸能人みたいな雰囲気でしたが、軍隊のイベントでファンに細やかな気配りをしているところを見て“本当に温かい人だな”と思いました。そのときは、お兄さんに高校生のファンがあまりいなかったので、制服姿の学生の私が走って行ってファンだと言ったら驚いていました。ファンと接するときもとても正直な人だと思います」(4号)


入隊後ファンが増えた?“ラジオでコミュニケーションした”

コン・ユは、人気を集めていたころに入隊の道を選んだ。ファンとしては残念だったはずだ。これについて1号は「逆に人気が出てから入隊して気持ちよかった」と答えた。1号は「お兄さんは出演するペースが、1年に1作品くらいだから、2年という時間はそんなに長くないと思った。『コーヒープリンス1号店』のときから好きになった方々の反応は少し違ったけど、私は逆に“無事に終えて帰ってきて”と思った」と語った。

軍隊入隊はコン・ユのみならず、ファンにも新たな経験だった。コン・ユがラジオの国軍番組「コン・ユが待つ20時」のDJを担当し、毎日ファンとコミュニケーションすることになったためだ。1号は「生放送のラジオでファンとの距離がより近くなった。毎日ラジオを聴きながら、コン・ユという俳優の人間的な部分をたくさん感じることができた」と微笑んだ。


ファンに“最高のパートナーは”と聞くと“コン・ヒョジン”

彼女らに「コン・ユの最高の作品は?」と聞いた。簡単ではないだろうと思ったのは杞憂だった。1号と4号は「乾パン先生とこんぺいとう」を、2号は「コーヒープリンス1号店」を、3号は「見るだけで涙が出た」と言いながら「ある素敵な日」を挙げた。また、コン・ユに一番似合う女優として、1・2・4号がコン・ヒョジンを、3号がユン・ウネを選んだ。

「『乾パン先生とこんぺいとう』が終わってから、初めてファンミーティングをしました。建国大学の新千年館は790席規模でしたが、690人が来てお兄さんが本当にさめざめと泣いていました。『コーヒープリンス1号店』の後はさらにすごいことになりましたね。先着でファンーミーティングに参加できたんですが、33秒で800人を越えましたから。800席規模で用意したのに、1分で1600人が予約しました。ビックリしました」(1号)

コン・ユを“コンユ(共有)”しながら縁を結んだ4人。彼女らにコン・ユは、単なる俳優以上だった。人生の活力源であり、最後まで応援したい人と言えようか。コン・ユは、ファンからもらったカメラで、旅行の写真を撮ってカレンダーを作りプレゼントしたり、服や靴をプレゼントされると、ドラマでそれを身に付けて登場したりする俳優だ。

最後に、ファンに「コン・ユに対して希望すること」を聞いた。

「今まで通り変わらないでほしいですね。お兄さんは『外見ばかり気をつけるのではなく、アコースティックギターのように自然な魅力をアピールしたい』といつも言ってます。年をとっても距離感を感じさせない隣のお兄さんみたいな俳優になってほしいですね」(4号)

「今までのようにやりたいことを思ったまま、自信を持ってやってほしいですね」(3号)

「私たちも変わらずついていくので、コン・ユのうしろにはいつも『YOO&I』がいるから、心配せず熱心に長く気楽に演技してほしいですね。これからも演技の上手い俳優でいてほしいです」(1号)

記者 : イ・ジョンミン、イ・オンヒョク