映画「隣人」には演技派俳優たちが大集合!

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映画「隣人」で、演技派俳優と呼ばれる俳優たちが大集合している。

韓国と米国で活発に活動している女優キム・ユンジン、自分ならではのカラーを持つ俳優マ・ドンソク、前作「バッドガイズ-悪い奴ら-」でその存在感を放ったキム・ソンギュン、韓国のダコタ・ファニングと呼ばれる子役キム・セロンが出演する。彼らの出演だけでも期待が集まっているが、イム・ハリョン、チョン・ホジン、チャン・ヨンナムなどの演技派助演俳優たちも出演し、さらなる期待が寄せられている。

彼らは韓国で7月に公開される映画「隣人」で共演する。漫画家カン・プルの同名オンライン漫画を原作にした作品で、殺人事件を扱ったサスペンス・スリラーである。「隣人」というタイトルからも分かるように、同じマンションに住んでいる隣人という枠の中で、緊張感溢れるストーリーが描かれるため、隣人を構成する人物らのバランスが重要である。今回のキャスティングはそのバランスに期待できると言える。

「隣人」で監督にデビューするキム・フィはキャスティングについて「出演してほしいと思っていた方々が出演してくださった。撮影は本当に楽しくて幸せだった。満足している」と満足げに語った。

まずキム・ユンジンは、結婚して間もなく娘が行方不明になり、殺害されて苦しむギョンヒを演じる。控えめな性格のギョンヒが、連続殺人犯に立ち向かう強い人物に徐々に変わっていく。キム・セロンは行方不明になった娘ヨソンを演じると同時にテソン(チャン・ヨンナム)の娘スヨンという女子中学生を演じる。一人二役を演じるわけである。キム・セロンは「一日はヨソン、次の日はスヨンを演じられたらよかったが、そうではなくて大変だった」と言いつつも「それでより楽しかったかも知れない」と語った。

マ・ドンソクは悪質な闇金業者だが、遠洋漁船の船員スンヒョク(キム・ソンギュン)に巻き込まれ複雑な立場となる役柄だ。彼の演じた既存のキャラクターに似ている。マ・ドンソクは、前作「バッドガイズ-悪い奴ら-」に続き、今回の映画でもキム・ソンギュンと共演することとなった。

最近、注目を集めているキム・ソンギュンは隣人と交流しない閉鎖的な人物スンヒョクを演じる。前作で高く評価されたため、映画「隣人」では役の重要度が高くなった。彼が演じる悪役のぞっとするような眼差しに期待してもいいだろう。

このように演技派俳優たちとタッグを組んだキム・フィ監督にとって俳優の演技力は論外のことだったはず。彼は監督としての苦痛について「原作をそのまま生かすことが目標だった。シナリオは原作を圧縮する過程が長かった。映画化する過程で、映画の特徴がなくなることにも注意せざるを得なかった。映画ならではの面白さはないのかなと心配もした」と語った。続いて「原作が安定したストーリーの構成力と感動を持っているので、原作をそのまま生かすという気持ちで作業に臨んだ」と付け加えた。

記者 : ペ・ソニョン、写真:ハン・ヒョクスン