チョン・アユル自殺…死で名前知らせた無名の芸能人たち

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写真=チョン・アユル Facebook、ハン・チェウォンのミニホームページ
新人女優チョン・アユル(25)が自殺したというニュースが伝えられている中、これまで無名であることを悲観して自ら命を絶った芸能人に再び注目が集まっている。

12日午後、ソウル江南(カンナム)の自宅で首を吊っているチョン・アユルを知り合いの妹とマネージャが発見し、すぐに病院に運んだが、結局息を引き取った。彼女は普段からうつ病で苦しんでいたという。歌手練習生として長い間活動していたチョン・アユルは、女優に転向し、CMや現在放送されているKBS 2TVの朝ドラマ「愛よ、愛」でファン・ソニの友達として出演したこともある。しかし自殺で人生を終わらせた。

チョン・アユルのような無名俳優の自殺ニュースはさらに悲しい。人気のある者だけがますます高い人気を享受する傾向の強い芸能界だからである。

自主制作映画「コリアンラプソディ」などに出演した俳優キム・ソクギュンは2009年1月に自殺した。無名生活でうつ病を患っていた彼は「家族には申し訳ない。許してくれ」という内容の遺書を残して自殺した。

また俳優パク・ヘサンも昨年11月に自宅で自ら命を絶った。ケーブルチャンネルCGVの「狎鴎亭(アックジョン)アリラン」でデビューした彼は、様々なCMに出演しながら活動をしてきたが、大きな人気を得ることができず、それを悲観したと言われている。

昨年8月には女優ハン・チェウォンが自殺した。2002年のミス江原冬季五輪出身で、KBS 2TVドラマ「孤独」で秘書役を演じながらデビューしたが、無名の苦しみから抜け出すことは出来なかった。

他にもトランスジェンダー芸能人チャン・チェウォン、モデルキム・ジフ、グループM.Streetのイ・ソヒョンなど多くの芸能人が無名の苦しみに耐えきれず自殺で人生を終えた。

チョン・アユルは自殺する前に自身のFacebookに「何も慰めにならない」と自殺を暗示するような文章を掲載していたことが明らかになり、さらに人々を悲しませている。

記者 : ファン・ソヨン