「ラブレイン」側、盗作疑惑に“ユン・ソクホ監督が不快に思っている”と反論

TVREPORT |

先日最終回を迎えたKBS 2TVドラマ「ラブレイン」の制作会社が映画「ラブストーリー」の制作会社が提起した著作権侵害訴訟に関して「ありえない話だ。監督歴30年のユン・ソクホ監督が非常に不快に思っている」と伝えた。

7日、「ラブレイン」の制作会社であるYOON'S COLORの関係者は、TVレポートとの電話取材で「対応方案と立場を整理している間に『ラブストーリー』の制作会社であるエッグフィルムが公論化させてしまったため、呆れている。他の意図があるのではないかと思われる。30年間ドラマを制作してきたユン・ソクホ監督が非常に不快に思っている」と話しながら「ラブストーリー」側の主張に反論した。

エッグフィルムはこの日「ラブストーリー」に対する「ラブレイン」の著作権侵害に関して、5月31日にソウル中央地裁に制作会社YOON'S COLOR及びKBS、KBSメディア株式会社を相手にドラマ放送禁止及び著作物処分禁止などに関する仮処分申請をしたと明らかにした。

YOON'S COLORの関係者は「盗作したと主張する部分を見れば、初恋も、誰かが好きになって深い感情を持つことになるのも、雨に濡れるのも盗作だ。ユン・ソクホ監督がかつて『冬のソナタ』や『秋の童話』で見せてくれた演出力がそのまま『ラブレイン』に収められており、子役の設定や過去の設定はいつも存在してきた」と話した。

続いて「基本的に親子の設定はあったが、親と子供の世代がつながるストーリーではない。現在と過去のキャラクターがつながる話でもなく、過去のシーンは20%に過ぎなかった。我々のドラマの主な内容は、2012年を生きるキャラクターのラブストーリーだ」と反論した。

また「ストーリーの筋を形成する過程で70年代の話を描いただけだ。エピソード自体もユン・ソクホ監督が持っていた70年代の感性をそのまま『ラブレイン』に表現したものなので、本人が一番不快に思っている」と伝えた。

また「『ラブレイン』の視聴率は低調だったが、海外版権を販売している立場としてこのような問題を確認しないわけがない。一般的で普遍的な部分とドラマの仕掛けが全体的に似ていると言うなら、この類の多くのドラマや映画は全て、ファン・スンウォンの小説『ソナギ(夕立)』や映画『馬鹿たちの行進』の盗作だと言えるのではないか」と指摘した。

一方、エッグフィルムの法務法人の関係者は「『ラブレイン』が『ラブストーリー』の具体的なストーリーや事件の展開、登場人物間の相互関係だけでなく、登場人物の内面を表現し事件を展開させるのに重要な役割をするシーンやエピソードを無断使用し、『ラブストーリー』の著作権を深刻に侵害していると判断した」と話した。

この関係者は「男女キャラクターの状況だけを変えた人物構造などは明白で深刻な著作権侵害だと判断した」とし、「5月16日に内容証明を送ってドラマ制作会社及び放送局に著作権侵害行為の中断を求めたが、合意できず、ソウル中央地裁に仮処分申請をすることになった。厳格に対応する」と強調した。

写真=TVレポート DB

記者 : チョ・シニョン