Vol.1 ― 2PM「天井のクールレイ照明に感動」

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写真=JYPエンターテインメント

日本武道館6DAYSライブ「Six Beautiful Days」を開催

「今ステージに立っているのも大きな思い出になり、記憶に残ると思います。次は東京ドームで公演することが、僕たちにとって大きな目標になると思います。急かず、ゆっくりと、積み重ねていきます」(ウヨン)

日本武道館6DAYSライブ「2PM LIVE 2012 “Six Beautiful Days”」を開催した2PM(ジュンス、ニックン、テギョン、ウヨン、ジュノ、チャンソン)は明るい表情だった。30日、武道館に設けられた記者会見の場に、5日目の公演を数時間後に控え、いつもと同じ活気あふれる姿で「こんにちは!」と叫びながら入場した2PMは、声を揃えて「期待に応えられるように頑張りたい」と意志を示した。

2PMにとって今回のコンサートは、格別な意味があるという。まず、彼らの立つステージは、最高のアーティストだけ立つことが許されるという“日本武道館”なのだ。武道館は1964年、東京五輪の会場の一つとして建設された由緒正しい会場だ。最初は柔道や合気道など武道競技の試合会場として使われていたが、次第に音楽の公演会場としても使われるようになった。このステージに立った海外のアーティストには、ザ・ビートルズ、オアシス、アヴリル・ラヴィーンなどがいる。

6日間同じ場所でコンサートを開くという点も興味深い。大体コンサートは“巡回公演”の形で都市から都市へと移りながら開かれる。地理的な理由から一ヶ所に集まることの出来ない観客を動員する上で、効率を図るためだ。しかし2PMは、一ヶ所で6公演立て続けに開催した。観客を“訪れさせた”のは、公に自分たちの人気を実験台にあげたも同然のことだ。


テギョン「RAIN(ピ)兄さんの立ったステージに立てることが感慨無量」

彼らの挑戦は、成功したものと思われる。公演チケットは、販売を開始してすぐさま全席完売という記録を成し遂げた。完売を受け、所属事務所のJYPエンターテインメントは、急遽来月5日と6日、横浜アリーナでの追加公演を2回設けたが、同公演も完売となった。

テギョンは特に感激に浸っているようだった。彼は「武道館の天井には、コンサートの座席を完売させたときにだけ点けられるというクールレイ照明がある。アンコールのときだけこの照明が点けられるが、今回全席を完売させたので、公演するたびにその照明が点く瞬間が一番感動的だった」と感想を述べた。

続いてテギョンは「練習生だったころ、RAIN兄さんが武道館で公演すると聞いて、日本のアーティストもみんなが立てるわけではない、すごいところだと聞いた。それで2PMとして武道館での公演が決まったとき、先輩のRAIN兄さんが立ったステージに立てるという思いで、非常に感慨深かった」と付け加えた。

この公演のために2PMのメンバーたちはそれぞれ、特別なステージを準備した。メンバーたちが1日ずつ担当して、ソロステージを披露することにしたのだ。チャンソン、テギョン、ウヨン、ニックン、ジュンス、ジュノの順で、彼らはそれぞれの個性を活かし、2PMとしてこれまで見せることのなかったステージを披露した。チャンソンはダンサーと一緒に現代舞踊を踊り、ニックンはピアノを弾いて、ジュノはドラムを演奏した。この他にも、ジュンスとテギョンは自身が作詞・作曲を手掛けた曲でステージを彩った。

これについてウヨンは「みんな(ソロステージを通じて)大いに挑戦できたし、ファンの皆さんの反応も熱かったと思う」と評価した。これに加えテギョンは「毎日(メンバー達が一人ずつ)ソロステージがあったので、さらに責任感を持ってコンサートを準備するようになった」と伝えた。


ジュンス「アルバムを準備中、韓国でも精力的に活動する予定」

2010年12月、ミニコンサートを開き日本でデビューしてから2年目を迎える2PMは、今や人々に愛されるスターになった。1月に開かれた第26回日本ゴールドディスク大賞で2冠に輝き、2011年度のオリコン年間ランキングの新人セールス部門で1位を獲得したのが端的な例だ。

テギョンはこれについて「パワフルなパフォーマンスと男らしさを披露する“野獣アイドル”のコンセプトに(日本の方々が)興味を示してくださっていると思う。これまで日本にはなかったコンセプトのアイドルなので、さらに関心を寄せていただいているようだ」と自評した。

「最初デビューしたとき、僕たちのことを知らない方々に2PMを知らせ、認められるアーティストになりたいと思った」と切り出したジュノは「今も当時と同じ。非常に素晴らしい方たちがまだまだ多い」と力を入れて話した。彼は「より素晴らしくなるには、もっと頑張るしかない」と活動への強い意志を示した。

一方2PMは、日本での勢いを韓国へ繋げる計画も立てている。韓国での活動を続けられなかったことへの心配はないかとの質問にジュンスは「日本などのアジアでの活動に注力しながら、韓国での活動がおろそかになったように見えたなら、そう見ることも出来るかも知れない」と答えた。彼は「今年はカムバックを予定していて、一生懸命アルバムを準備している。韓国でも精力的に活動する予定」とファンの関心を促した。

記者 : イ・ミナ