“ラブコメディの鬼才”が真剣勝負!キム・ウンスク「紳士の品格」 vs ホン姉妹「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」

OSEN |

この夏、ラブコメディの鬼才たちが、真剣勝負を繰り広げる。

26日初放送されたSBS週末ドラマ「紳士の品格」に続き、来月の4日にはKBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡~」が出撃を控えている。放送時間帯は違うが、2つのドラマはそれぞれ、ラブコメディのヒット伝説を書き換えているキム・ウンスク脚本家と“ホン姉妹”ことホン・ジョンウン&ホン・ミラン脚本家が執筆を担当している。そのため、最後に笑うものは誰になるのか、業界の関心が集中している。

まず、先に蓋を開けた「紳士の品格」は、手強いライバルのMBC「Dr.JIN」を抜いて同時間帯ドラマ視聴率1位を占めた。これまでのラブコメディドラマは20~30代の話を描くことが多かったが、「紳士の品格」は40代の男たちの愛を描き、“男性版セックス・アンド・ザ・シティ”と呼ばれている。

キム・ウンスク脚本家のラブコメディは、ラブコメディの教科書と呼ばれるほど視聴者のファンタジーを充実に満たすという特徴がある。その上、感性豊かな台詞は、一度見るとやめられないパワーをも持っている。

まだ2話しか放送されていないが、巧みな台詞や一度は愛してみたい4人の男の魅力は、なぜキム・ウンスク脚本家のラブコメディが大ヒットしてきたかを思い知らせる。キム・ウンスク脚本家はこれまで、2004年パク・シニャンとキム・ジョンウン主演の「パリの恋人」を皮切りに「プラハの恋人」(2005)、「恋人」(2006)、「オンエア」(2008)、「シティーホール」(2009)、「シークレット・ガーデン」(2010)などを成功させてきた。

キム・ウンスク脚本家に負けず劣らず、ホン姉妹のラブコメディも強い中毒性を持つ。2005年「快傑春香」を皮切りに「マイガール」(2005)、「ファンタスティック・カップル」(2006)、「快刀ホン・ギルドン」(2008)、「美男ですね」(2009)、「僕の彼女は九尾狐」(2010)、「最高の愛」(2011)まで、出す作品ごとに大きな人気を博した。

ホン姉妹のラブコメディは、笑いを誘う状況設定が特徴だ。特に、毎回シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)に近いユニークな魅力のキャラクターを作り出し、視聴者の心を掴んだ。今回ホン姉妹の新作「ビッグ~愛は奇跡~」は、思春期の魂を持つ婚約男と恋に疎い女教師のロマンスを描くドラマで、コン・ユとイ・ミンジョンが呼吸を合わせる。今回のドラマは、魂が取り替えられた婚約相手を愛する、いや、下手すると世話しなければならない状況に置かれた女教師の当惑した状況が奇想天外に描かれる予定だ。

ラブコメディを本当に上手く仕上げるキム・ウンスク脚本家とホン姉妹が、この夏、お茶の間をどれほど甘く熱く沸かすか、早くも楽しみである。

記者 : ピョ・ジェミン