「屋根部屋のプリンス」に隠された5つの故事成語

TVREPORT |

写真=SBS
結末まで残り2話を控えているSBS水木ドラマ「屋根部屋のプリンス」(脚本:イ・ヒミョン、演出:シン・ユンソプ、アン・ギルホ)には5つの“故事成語”が隠されていた。果たしてその故事成語とは?


◆恋慕之情

皇太子妃が疑問死した後、300年という時間をタイムスリップした皇太子イ・ガク(ユチョン)は皇太子妃を探す過程で屋根部屋で出会ったパク・ハ(ハン・ジミン)に真の愛を感じることになる。イ・ガクの告白以降、二人はデートを楽しみながら「呼吸キス」「涙キス」「階段キス」「モーニングキス」などを披露し、最後まで甘いキスを予告している。

◆龍虎相搏

テレビショッピング会社の社長席を巡り、ヨン・テヨンを装ったイ・ガクとテム(イ・テソン)が激しい対立を繰り返した。ヨ会長(パン・ヒョジョン)を中心にヨン・ドンマン(アン・ソクファン)とピョ・テクス(イ・ムンシク)が加わり、緻密な戦略が展開された。


◆危機一髪

最初から危機一髪の瞬間が多かったドラマでもあった。醤油味のカンジャンケジャンを食べて呼吸困難を起こしたイ・ガク、倉庫に閉じこめられたパク・ハ、テムが植物人間になったテヨンを連れてきた時、テヨンにこっそり入れ替わったイ・ガク、テムの車に引かれそうになったパク・ハなど、数多くの危機が視聴者を緊張させた。


◆声東撃西

ヨ会長の主導のもと、テヨンとテムの販売競争があったシーン。テヨンはテムのことを意識し、特定商品を購買するように振舞いながらも購買がキャンセルされたマスクパックの方に力を注ぎ、大成功を収めた。テヨンと部下3人は喜び、テムは苦い顔をした。


◆五里霧中

ドラマはミステリーをきめ細かく描き、イ・ガクを中心に一つずつ紐解かれている。しかしまだ決定的な秘密、つまり「死んでも生き、生きても死ぬこと」に対する答えが出ていない。

また、300年をタイムスリップした蝶の正体、そしてイ・ガクたちが朝鮮に戻ったらその答えを手に入れることができるかどうかはまだ未知数で、好奇心が膨らんでいる。

制作陣は、「タイムスリップという大きな筋のもとで様々なミステリと恋愛ストーリーを描き、視聴者から大きく愛されてきた。本当に感謝する」とし、「残り2話ではミステリーを完全に解いて皆さんに楽しさを与えようとしている。完成度の高いドラマとして記憶に残ると思うので、最後まで見守ってほしい」と話した。

記者 : ファン・ソヨン