ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」公演会場を満たす“米花輪”

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写真=SEMカンパニー
ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の公演会場の入り口に、数百の米袋が積み重なり、人々の目を引いている。

「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は、少女時代のサニー、SUPER JUNIORのキュヒョン、SHINeeのキーら韓流アイドルが多数キャスティングされ、アジアのファンたちから多くの関心を集めている。また彼らのほかにも、韓国のミュージカルスターとして名高いオム・ギジュン、最近韓流ブームに乗っているパク・クァンヒョンらまでキャスティングされており、多くのファンを公演会場へと導いている。

出演するスターのファンたちが、公演会場の前に公演の盛況を祈り応援するため心を込めて“米花輪”を贈っている。「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の広報を担当しているSEMカンパニーのある関係者は「4月20日までに、13トンにものぼる米が届いた」とし「公演が終わる6月10日までには、14トンくらいにまで及ぶのではないかと予測している」と述べた。14トンの米は、約14億ウォン(日本円で951万円)程度の金額に該当するとの説明も付け加えた。

特にこの“米花輪”は、韓国のファンだけでなく、韓流スターを見に来る世界各国のファンからも集まっていることもあり、さらに注目されている。

SEMカンパニーのキム・ミンヒャン代理は「米花輪の文化は、韓国にしかない文化」とし「ファンたちの意識が次第に高まって米花輪が定着したこともあるが、公演会場では最近花輪を受け付けないケースが多くなった。花が公演会場の美観を害し、スペースを取り過ぎるとの理由からだ」と話した。

そうしたことから公演会場の花輪規制に加え、ファンの意識が高まったこともあり“米花輪”が今や公演文化の一つとして定着しているのだ。

公演を始める俳優を祝う一次的な目的を持つこの“米花輪”は、俳優とファンたちの名前で恵まれない人たちを支援するために使われるため、一石二鳥の効果を出している。

SMエンターテインメントの関係者は「oh!my star」に「ファンたちがミュージカルの公演会場やドラマの制作発表会の会場に米花輪をたくさん贈ってくださる」とし「好きなスターを応援することが寄付につながるので、会社の立場としても、芸能人の立場からも気持ちがよく、喜ばしいことだ」と話した。

記者 : チョ・ギョンイ