「蜜の味」からEXO-K、B.A.Pまで…韓国社会を暴く芸術コンテンツ

OSEN |

最近映画界も音楽業界も、韓国社会の弊害を批判している。

映画「蜜の味 テイスト オブ マネー」(監督:イム・サンス)やグループEXO-K、B.A.Pが韓国社会の不便な真実を暴いた。

イム・サンス監督は「蜜の味 テイスト オブ マネー」を通じて韓国で誰もが持ちたがるお金、セックス、権力に対する全ての欲望と執着がそのまま反映されたキャラクターを通じ、特有の挑発的で冷笑的な演出で隠したい人間本来の深い欲望を大胆に暴き出す。

「蜜の味 テイスト オブ マネー」でチュ・ヨンジャク(キム・ガンウ)はお金の味に目覚めるが、これが人間性と衝突して困惑する姿を表現し、人々の言葉を代弁している。

同映画は、大作映画やラブコメディ、恋愛映画など、愛とアクションがあふれる映画界に、最も現実的な問題を指摘し、鋭い批判を飛ばすことで新しい風を吹き込んでいる。

音楽業界からも、久しぶりに社会を批判する曲が出た。1990年代のグループH.O.T.、SECHSKIESなどのアイドルが校内のいじめ問題、障がい者の制約のように社会を批判する楽曲を発表したが、その後主題意識見られる楽曲はなかなか聴くことができなかったのが事実だ。

しかし、2012年に新人アイドルのEXO-KとB.A.Pが、もう少し洗練されたビートとリズムを加え、社会を批判する楽曲を発表した。

EXO-Kは「MAMA」という曲で、現実とデジタル(仮想)世界で現代人が感じる葛藤、コミュニケーションの不在に対する遺憾と純粋な愛を取り戻したい気持ちを感覚的に表現した。

B.A.Pは「POWER」で権力とお金で横暴を振るう強者に根深い怒りと反感を示し、弱者を代弁しながら力を与えようと思う強い意志を表現している。

映画や音楽などの芸術コンテンツは、どんな主題でも率直で赤裸々に表現できる一番良い媒介物だ。ロマンスやアクション、扇情的な歌詞があふれている芸術界で、彼らの堂々とした挑戦が新鮮に感じられる理由もこれである。

記者 : カン・ソジョン