ジョン・パク「いつかはバックバンドを従えてステージに立ちたい」

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2月にリリースしたデビューミニアルバムが各音楽チャートで1位を記録するなど、華々しいデビューを飾ったジョン・パク。ケーブル音楽チャンネルMnetオーディション番組「スーパースターK2」で準優勝し、先月にはさいたまスーパーアリーナで開催された「One Asia Tour 2012 MCOUNTDOWN HELLO JAPAN」へ出演も果たした。
同公演で来日したジョン・パクに「Kstyle」でインタビューを行った。今年韓国でもっとも注目されているアーティストのリアルな“今”を聞いた。

―昨日「M COUNTDOWN Hello Japan」に出演し、初めての日本での公演でしたが、どのような印象を持たれましたか?

ジョン・パク:観客の皆さんがすごく温かく迎えてくれて気が楽になりました。楽しみながら歌えたと思います。

―ジョン・パクさんは本名ですか?

ジョン・パク:本名なんですが、元はアメリカの名前で、それを韓国語読みしたものになります。

―これまで生活の拠点がアメリカや韓国だったりしましたが、その中で自分の人生における転換期などはありましたか?

ジョン・パク:はい。1年半ほど前になるのですが、オーディション番組(Mnet「スーパースターK」)が終わってからが、人生の転換期だったと思います。“歌手”という職業を持つことにもなったし、自分が生きていくことや人生についていろいろと考えることになりました。

―その転換期を迎えて、現在目標となるような人物や尊敬する人物、ロールモデルとする人物はいますか?

ジョン・パク:Jason Mrazや、ジョン・レジェンドは音楽自体に重要な内容が込められているのと、それ以外にも奉仕活動やボランティアをしている面などから、彼らに近づきたいと思います。

―Jason Mraz、ジョン・レジェンドに実際に会ったり、コンサートに行ったりしたことはありますか?

ジョン・パク:Jason Mrazの公演に行ったことがあります。もちろんジョン・レジェンドの公演にも何度か行ったことがあるのですが、それ以外にも一度インタビューをさせてもらったことがあります。

―その時のエピソードなどはありますか?

ジョン・パク:すごく緊張しました。しかし、会ってみると非常に童顔で幼く見えました。

―ご自身のデビューアルバムが韓国でも大ヒットとなりましたが、CDをリリースしたことによって生活が変わったりしましたか。また、周りの反応などに変化はありましたか?

ジョン・パク:周りの反応は良かったです。周りで作業を手助けしてくれたスタッフが本当に良い方たちばかりで……素晴らしいアーティストさんたちと一緒に作業することができたし、演出や編曲も助けて頂きました。
韓国には「全て準備されている食卓にスプーンだけを入れる」という言葉があるのですが、そういった作業を通じて自ら感じました。自分一人だけの力では絶対に成し遂げられなかったと思っています。アルバムを制作してすごくやりがいも感じたし、実際に曲を聞いて「歌詞で助けられた」「歌を聞いて一日が良く過ごせた」という声を聞けたので、非常に嬉しく感じます。

―今のお住まいは韓国ですか?

ジョン・パク:はい。

―アルバムが売れたことによってお金が入ってきて、より良いアパートに引っ越したり、車を買ったり…そういったことはありましたか?

ジョン・パク:3ヶ月後に収益が入ってくるので(笑) まだ受け取りまでに1ヶ月あります。全て入ってきたら両親に預けようかと思っています。正直まだ幼いので僕自身がお金の管理をしっかりできないんですよ。効果的な管理をしてもらおうかと思っています。なので、そこは両親の助けを得ようかと思っています。

―突然知らなかった親戚や友達が増えたりしませんでしたか?

ジョン・パク:ありました(笑) TVに突然知り合いが出てきたからか、昔知り合いだったけど今は連絡をほとんど取っていなかった友達や、記憶がない人からの連絡もありました。その反面、連絡が途絶えていた友達から連絡が来たりするととても嬉しかったです。

―今回の作品では作詞を担当していますが、どんなことを思って作詞しましたか?

ジョン・パク:僕は実体験をもとに作詞をするのですが、「Falling」という曲は恋におちる、墜落したという両方の意味を込めて名づけました。「音楽」と「愛」にはまる気持ちと、それによって自分だけの世界に墜落してゆくという2つの意味があるので、もちろん楽しいことだけではなくて辛いこともあるけど、それによって更にはまって墜落するというか…そういった意味を込めました。

―音楽と女性のことを思いながら作詞をしているということですね。

ジョン・パク:僕自身にとっては、音楽そのものに対して書いた気持ちが大きいですね。歌詞を見たら愛する人に向けた気持ちが表現されているのですが、どちらかと言えば音楽的な意味合いが強いです。

―今まで作詞の勉強はされたことはありますか?

ジョン・パク:ありません。去年から独学で作詞作曲をスタートしました。それで、初めて公開されたのが今回のアルバムの中に収録された曲です。

―作曲もされているということなのですが、今まで何曲くらい作曲をされていますか?

ジョン・パク:公開されている曲はまだありません。次のアルバムを制作するにあたって、半分以上は自作曲を入れたいなと思っています。


―話は変わって、MBC「その女作詞、その男作曲」の中で女優のパク・ジニさんとの出会いを果たしたかと思うのですが、パク・ジニさんのような年上の女性についてはどう思いますか?やはり魅力的に感じますか?

ジョン・パク:実際の年齢というのは僕は重要視していないし、関係ないと思っています。自分の理想としては、性格が僕より成熟した人間であればと思っているのですが、パク・ジニさんについては、すごく親しい姉さんという感じがあるので、異性としては意識していないです。彼女に比べて僕がまだ幼いのもあるんですが、やはり年齢差が結構あるので、今はそういう風に見ています。

―正直なところ、年上の女性と年下の女性、どちらが好みですか?

ジョン・パク:そこまで重要視していないのですが、どちらかというと年上のほうがいいかなと思います。

―ジョン・パクさんが考える理想のデートプランは?

ジョン・パク:僕はすごく平凡なデートをしたいんですね。例えば、公園に行ってベンチに座って本を読むとか……。それぞれ違う本を読んでいるんだけど、相手がそういう人ならばいいなって思っています。平凡なことでも一緒にやることですごく安らかな気持ちになれたり、お互いに言葉が必要でない関係がすごくいいなと思っています。

―あまりアクティブなタイプではないのでしょうか?

ジョン・パク:アクティブなことも好きです。運動も好きですし遊ぶことも好きなんですけど、音楽活動をしていたら何だか少しつまらない人間になってしまったみたいです(笑)

―それだけ音楽に入れ込んでるってことですよね。

ジョン・パク:そうみたいです(笑)

―普段仲良くしているアーティストや芸能人のお友達はいますか?

ジョン・パク:同じ所属事務所であるイ・ジョクさん、キム・ドンリュルさんはよくお会いしますね。その2人が仲良くしているチョン・ジェヨンさんともよくお会いする機会があります。基本的に音楽をしている方と会う機会が沢山あります。

―同世代では?

ジョン・パク:オーディション番組出身歌手以外はほとんどいないです。

―好きな日本のアーティストやタレント、芸能人はいますか?

ジョン・パク:元々日本のアーティストのことはそんなに知らなくて……。昨日のライブ会場で一緒だった三代目 J Soul Brothersさんの公演を見ながら「すごくかっこいい」と思いました。「かっこいい」という言葉を久し振りに口にしたのですが、ステージに上がる前にみんな集まって気合いを入れる姿とか、情熱的に歌ったり踊ったりする姿を見ながら、すごいなって思いました。

―ジョン・パクさんはソロアーティストなので、一緒にステージに立つ人がいないのは寂しいのでは?

ジョン・パク:学生の頃はアカペラをやっていて、その時はグループでもやっていたので寂しいなと感じる面もあるんですが、逆にソロであるからこそ良い点もあると感じています。

―いつかは自身のバックバンドやバックダンサーを従えてステージに立ちたい願望などはありますか?

ジョン・パク:ダンスは自信がないので分かりませんが(笑) バックバンドはいつか作りたいなって思っています。音楽って誰かが聞いてくれる楽しさもあるんですけど、特に一緒に作っていくっていう楽しさがすごくあると思うので、バックバンドは絶対作ってみたいですね。

―ボーカルパフォーマンスがすごく素敵なので、いつか生のバンドでステージで歌って欲しいですね。

ジョン・パク:ありがとうございます。


また、近いうちに日本公演でお会いできるのを楽しみにしています!ありがとうございました。

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記者 : Kstyle編集部