Vol.2 ― IVY「2NE1のCLに注目しています」

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ミニアルバム「INTERVIEW」で帰ってきたアーティスト、IVY

NAVERブログ「弾力性を持って生きていく」の管理人は“クマ姉さん”だ。この“クマ姉さん”が他でもない、アーティストのIVYである。2010年ミュージカル「Kiss me Kate」のステージに立ったIVYは、それから1年半を“アーティストIVY”でなく、ブロガーの“クマ姉さん”として人々と関わった。オフラインの集いでは様々な人に出会い、幸せを感じたという。

「私から先に電話番号も渡して、会う約束をする姿を見て、皆驚いていました。テレビでよっぽど悪そうに映ってたのか『実際に見ると優しそうな顔』とも言われました。インターネットでのアクプル(悪質な書き込み)で傷ついたりもしましたが、一生懸命ブログ活動をしながら癒されたりもしました」

「“近寄りにくいアーティスト”でなく“好感の持てるアーティスト”になりたい」

多くの人から力を得て、アーティストIVYが引き下げてきたニューアルバムのタイトルは「INTERVIEW」だ。直接答えた質問がジャケット写真に盛り込まれている。力を抜いて、これまで伝えたかったことを色々と語っているアルバムだそうだ。収録された5曲のうち、タイトル曲「引き裂かれた胸」は2PMの「I hate you」などを作ったスーパー・チャンタイに提供してもらい「花」はIVYが直接作詞・作曲を手掛けた。

「ダンスナンバーの作曲が得意な方から『引き裂かれた胸』をもらえるなんて、思ってもみませんでした。聴いてすぐ『これはタイトル曲だ』と確信しました。録音にも2時間しかかからなかったです。これまでの歌い方とは結構違います。これまではスタンダードバラードを歌ってきましたが、今回はリズム感のあるバラードです。ビブラートを自制して、物語るように歌いました。友達に聞かせたら『2AMの歌に似てる』と言われました」

IVYは「引き裂かれた胸」のミュージックビデオにも出演した。水着姿で全身に泥を塗り地下からトンネルを掘って登場したIVYを、雨がきれいにするという内容。IVYは「泥沼の中から生まれ変わるという意味なんです。苦難を乗り越え、再び輝くという意味が盛り込まれています」と説明した。

IVYのセクシーな魅力を最大化したダンスナンバーは今年の年末頃になって公開される見込みだ。アルバム活動後6月から10月までミュージカル「シカゴ」に出演し、4枚目のフルアルバムを発売する予定になっているためだ。IVYは「ダンスナンバーでの活動の前に活動再開を報告するアルバムであるだけに、多くの方に聴いていただきたい」と話した。

「私って、多くの方に苦手意識を持たれているみたいです。イメージも“冷たい”だろうし、大人っぽい姿だけ披露してきたからだと思います。近付き難い状況で、スキャンダルとトラブルが相次ぎましたから、何をやっても共感されたり、親しみやすい感じのするアーティストではなかったと思います。今回のアルバムを聴いた方々に『いいな』と思って頂きたいです。好感を持ってもらえるほど嬉しいものはないですから。特に女性の方々に共感されたいです」


「女性のソロアーティストは、アイドルの中でも輝くのでは」

IVYがいない間、K-POP界も大きく変わった。アイドルが多くなり、音楽ランキングの入れ替わりの速度も一層速まった。IVYは「アイドルが多いから、その中でもっと輝くこともできるのでは」とこちらに聞き返した。続いて「ランキングは気になるけれど、音楽の消費される速度が次第に速まっているので、大きな意味では捉えないようにしたいです」と話し「ただ、トップ10入りだけはしていたいですね」と微笑んだ。

“エンターテイナー”や“スター”よりは“アーティスト”で“歌う人”と思われたい、というIVY。「最近のアイドルは皆、本当に実力があるので、誰かに、一緒にやろうと声をかけてもらいたいです」と言い「2NE1のCLを注目していますが、機会があったら面白いことをやってみたいです」と付け加えた。

IVYは久しぶりのアルバム活動で気持ちが盛り上がっていた。心の隅に不安があるのはどうしようもないが「芸能人を見るとまだ不思議に思います。サインをもらいたいような」と語った。

「もう、若作りするとか、きれいに見せようとはしないつもりです。アイドルよりも注目されるには、一生懸命、心を込めて歌うしかありません。海外ですか?あまり考えていません。やろうとすると欲が出てきます。それにもう遅いですから(笑)」

記者 : イ・オンヒョク