「キング~Two Hearts」ハ・ジウォンなら出演シーンが少なくても“問題なし”

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写真=MBC
女優ハ・ジウォンがMBCドラマ「キング~Two Hearts」(脚本:ホン・ジナ、演出:イ・ジェギュ)で短くも印象深い演技を披露し、視聴者からは好評の声が上がっている。

ハ・ジウォンは韓国で25日に放送された「キング~Two Hearts」では、女性主人公とは思えないほど短い出演だった。この日に放送された主な内容は、キム・ハンア(ハ・ジウォン)が子供を流産したことを知ったイ・ジェハ(イ・スンギ)が北朝鮮を訪問し、北朝鮮政府と対立をする、といったものだった。

この日の放送でハ・ジウォンに長いセリフのある部分は、北朝鮮でイ・スンギと再開するシーンだけだった。しかしハ・ジウォンは短い出演にも「さすがハ・ジウォン」と評価されるほど抜群の涙の演技を披露し、注目を集めた。

「キング~Two Hearts」でキム・ハンアは、自身に会いに来たイ・ジェハにわざと冷たく接した。ジェハは少し焦るもハンアにプレゼントがあると、用意した化粧品を渡した。

するとハンアは呆れてしまい、込み上げる怒りに耐えられず「こんなもの持ってきて、気取っているんですか?『僕は切ない恋をしているんだ』とでも思い込んでるんでしょう?ごめんなさい、私は殿下のことを知り尽くしているので」とジェハを追い詰めた。

そんなハンアにジェハは「そうだな。僕が滑稽に見えて憎いだろうな」と頭を下げた。するとハンアは「憎いというのは、気持ちが残っていたときの話です。今私が一番憎いのは、私自身です」とジェハへの気持ちが冷めたと伝えた。そしてジェハを待ち、思い、心を焦がしていた自身を情けないと言うように話を続ける。

ハ・ジウォンは指を見せて「1ヶ月ちょっとで、子宮まで1cmだって。このぐらいかな? だけど、心臓はあるんですよ。ドクン、ドクンと動いているんです。その小さな心臓を私が潰してしまった。鈍くて弱い私が殺したんです」と涙を流した。流産の傷を生々しく演じたハ・ジウォンの涙が輝いた瞬間だった。そんなハンアをジェハは驚いた目で見つめていた。

ハンアはしばらくすると気分が落ち着き、自身の気持ちが変わることはないと、ジェハを追い出した。ジェハはハンアの冷たい態度にもめげず北朝鮮に残り、鶏肉加工工場を訪れるなど北朝鮮の関心を得ようとスケジュールをこなした。

この日、「キング~Two Hearts」を見た視聴者は「ハ・ジウォンの出演が短すぎる」「短くても強烈だったキム・ハンアさん」「ハ・ジウォンの演技に私も泣いた」「本当に涙の演技が最高」「最近忙しいのかな?」「出演が短く、残念だったけど良い演技を見せてくれてありがとう」「『心臓がドクン、ドクンて動いている命を殺した』というシーンで、胸が締め付けられた」「今後の二人が気になる」「次回でハンアがジェハを助けるみたいだけど?」などのコメントを残した。

記者 : ソン・ヒョジョン