「ハナ~奇跡の46日間~」ハ・ジウォン“脱がなくてもセクシー”

OSEN |

今、韓国の映画界で熾烈な“セクシー対決”が繰り広げられている。映画「容疑者S」で、女優パク・シヨンが大胆な露出で2012年度上半期韓国映画界の成人映画のスタートを切り、「ウンギョ」で17歳女子高生役を演じたキム・ゴウンもデビュー作にして衝撃的な露出シーンを披露している。

これだけではない。第65回カンヌ国際映画祭進出の快挙を遂げた「蜜の味 テイスト オブ マネー」のキム・ヒョジンとユン・ヨジョンもこの流れに加わり、「後宮の秘密」は監督自ら“濡れ場シーンが激しい”と述べるほどの作品だ。

このような“青少年閲覧不可映画”だらけの中、脱がなくてもセクシーな女優が一人いる。それは「ハナ~奇跡の46日間~」で主役を演じる、ハ・ジウォンだ。女性たちが、何かに夢中になり汗を流す男性の姿をセクシーに感じるように、ハ・ジウォンも「ハナ~奇跡の46日間~」での熱演で妙にセクシーな魅力を漂わせている。

「ハナ~奇跡の46日間~」は、1991年韓国を熱く盛り上げた世界選手権のその日、初の合同コリアチームとして、南北の国家代表選手たちが南と北ではない、コリアという名の合同チームになるまでのストーリーを描いた作品である。ハ・ジウォンは映画で、韓国の代表選手ヒョン・ジョンファ役を熱演した。

普段から優れた運動神経でも知られるハ・ジウォンは、16日に開かれた「ハナ~奇跡の46日間~」メディア試写会で、「私が一日で卓球ができるようになると思ったと言う皆さんの期待が大きくて、大きなプレッシャーを背負った状態で始めた。実際、この中で私がいちばん下手で、スイングもなかなかできなかった」と、息が詰まるようなプレッシャーと練習の厳しさに、映画を諦めたいと思ったこともあると告白した。

それだけ厳しかったからだろうか。ハ・ジウォンは“負けん気根性”を発揮し、実際のヒョン・ジョンファ監督から「本当によく表現してくれた」と高く評価されるほど、完璧な演技で卓球台の前を縦横無尽に動きながら、パワフルなスイングと軽やかな動きで観客を魅了する。

また、劇中で卓球の国家代表選手の演技をしているので、ハ・ジウォンはほとんどのシーンで汗まみれだ。他の映画で女優たちが美しいプロポーションをアピールしながら露出に踏み出している中、ハ・ジウォンは正反対の道を進んでいる。ハ・ジウォンから見られる“肌色”は、半袖と短パンのユニフォームから伸びる腕と脚だけである。

しかし、「ハナ~奇跡の46日間~」のハ・ジウォンの姿は、未成年者閲覧不可映画の主人公に劣らず、十分にセクシーだ。そう思えるのは恐らく、映画「ハナ~奇跡の46日間~」から彼女の情熱と隠れた努力が感じられるからではないだろうか。

記者 : キム・ギョンジュ