「屋根部屋のプリンス」愛は記憶に乗って ― Best or Worst

10asia |


ストーリー

2年前、テヨン(JYJ ユチョン)がアメリカで描いたパク・ハ(ハン・ジミン)の似顔絵が発見された。パク・ハはテヨンの家族からテヨンの記憶喪失を利用して意図的に近づいたのではないかと誤解されるが、最後までイ・ガク(JYJ ユチョン)の正体は明かさない。それで、イ・ガクは自分がパク・ハのことが好きで屋根部屋に滞在していたと釈明する。セナ(チョン・ユミ)はイ・ガクに嘘の告白をし、パク・ハはイ・ガクが会いたがる皇太子妃の生まれ変わりがセナだという話を聞いたにもかかわらず、イ・ガクに自分の気持ちを伝える。

Best or Worst

Best:本気でも嘘でも、セナとパク・ハはイ・ガクのことが好きだ。彼は再び朝鮮に戻るためにセナと結婚しなければならないという明確な目的を持っているが、セナに出会う前からすでにパク・ハと人間的な信頼をもとにゆっくりとロマンスを築いてきた。そのため、イ・ガクは関係が進むほど、内面の葛藤が深まってしまうキャラクターであり、三角関係の方向の鍵を握っているイ・ガクの感情が変わる方法を見せてくれた。「屋根部屋のプリンス」では、セリフを通した各自の想いは、はっきりとは描かれないが、特定の物を通してイ・ガクの感情の変化をはっきりと見せてくれた。2年前、テヨンが描いたパク・ハの似顔絵はイ・ガクが“僕のことを守ってくれるためにひどい目にあった”パク・ハをなおさら信頼するきっかけとなるが、結局イ・ガクの感情は自身が大切にしている蝶々のハンカチを失くしたパク・ハから、そのハンカチを探してくれたセナへと移っていく。記憶をメインテーマにしたドラマらしく、「屋根部屋のプリンス」はかつてニ人をつなげてくれた物を現在の恋愛模様にうまく溶かしている。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― パク・ハに“昨日から僕に怒っているんじゃないか”と怒る皇太子イ・ガク。君、可愛いね。
― “三角帽子”の代わりに“三角菓子”、“爆竹”の代わりに“パッチュク(アズキ粥)”を買ってきたウ・ヨンスル、君はもっと可愛いね。
― 初給料をもらった記念に、職場の上司のスーツのポケットにチップを差し込む大胆な“金魚のフン”腹心3人衆。

記者 : イ・ガオン