ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、パク・へイル、“1人2色”の魅力でスクリーンを掌握

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2色の魅力で武装した俳優たちがスクリーンを掌握する見込みだ。

ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、パク・ヘイルがその主人公で、3人はそれぞれが主演を務めた2本の映画を立て続けに公開し、映画ファンの心をときめかせている。

特に彼らはそれぞれ違った2本の映画を通じて正反対の魅力を披露し、韓国映画界を賑わせている。

ハ・ジョンウ ― 「悪いやつら」ではヤクザ、「ラブフィクション」では小心者

ハ・ジョンウは、ユン・ジョンビン監督の「悪いやつら」(以下「悪いやつら」、2月2日公開)とチョン・ゲス監督の「ラブフィクション」(2月29日公開)を通じて、両極端の人物に扮した。

「悪いやつら」では釜山(プサン)で最も規模が大きい暴力団のボスであるチェ・ヒョンベを演じ、スクリーンを圧倒するカリスマ性を披露したが、「ラブフィクション」では31歳になるまでちゃんとした恋愛を一度も経験したことがない小説家ク・ジュウォルを演じ、小心者で情けない男の姿を披露した。

2本の映画は同じ月に公開され、映画ファンの視線を引き付けた。暴力団のボスとしてカリスマ性溢れる演技を披露した彼は、27日後にはラブコメディの主人公として180度異なる姿で登場し、観客の幅広い欲求を満たした。


パク・ヒスン ― 「GABI / ガビ-国境の愛-」では不運な王、「容疑者S」では不倫専門刑事

パク・ヒスンはチャン・ユンヒョン監督の映画「GABI / ガビ-国境の愛-」(3月15日公開)で、王妃である明成皇后だけでなく、国の主権まで失った悲運の王・高宗(コジョン)を演じた。デビュー以来初めて王の役を演じた彼は、国と民を心配する心を繊細な演技で表現し、観客の心を掴んだ。

その反面、キム・ヒョンジュン監督の映画「容疑者S」(4月11日公開)では、コミカルな演技で観客に笑いを提供する予定だ。王から不倫専門刑事に変身した彼は、従来の冷徹で知的なイメージとは変わって、コミカルでセクシーな刑事、ソヌを演じる。

ソヌは刑事であるにも関わらず、塀もまともに越えることが出来ず、また走るとすぐにコケてしまうようなキャラクターだ。パク・ヒスンはキャラクターに劣らない笑いのセンスを発揮して、撮影現場でもキム・ジョンテ、イ・ハニ、イ・グァンスなどのコミカルな演技を専門とする俳優たちを凌駕するアドリブを披露したという。

パク・ヘイル ― 「人類滅亡計画書」でロボットから70歳の老人に

パク・ヘイルは3人の俳優の中でも、最も激しい変化を披露する。人間ではなくロボットの声として登場する彼は、その15日後には白髪の70歳高齢詩人として再び登場し観客を驚かせる予定だ。

彼はキム・ジウン&イム・ピルソン監督のオムニバス映画「人類滅亡計画書」で、キム・ジウン監督が演出を引き受けた「天上の被造物」に出演、悟りを開いて僧侶に説法を伝播するロボット、インミョンの声で出演する。

ロボットとして登場したパク・ヘイル(35)は、自身の年齢の2倍にもなる70歳のイ・ジョギョを演じ、曲がった背から老人のような歩き方まで、驚くべき変化を披露する。毎日10時間にも及ぶ特殊メイクを施して70歳の老人に変身した彼は、宗教的悟りを開いたロボットから、17歳の少女ウンギョにときめきを感じる高齢詩人へと、全く異なる人物を演じてスクリーンで活躍する予定だ。

記者 : キム・ミリ