PSY、日本で“新韓流”として注目を浴びる

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写真=YGエンタテイメント提供
歌手のPSY(サイ)が今までアイドルグループが披露したパフォーマンスにはない、型破りな姿で日本の観客をひきつけ、アイドルグループだけが韓流スターではないことを知らしめた。PSYが披露した新しいタイプのK-POPは、それこそ“新韓流”だと言えそうだ。

PSYは7日と8日、大阪の京セラドームで開催された「YG Family Concert in Japan」でYGエンターテイメントに所属するBIGBANGや2NE1らのアーティストと共に舞台へ上がり、彼らとは全く異なるパフォーマンスを披露し、公演会場を埋めつくした約8万人の観客を熱狂させた。

この日の公演でPSYは、韓国のコンサートで使った舞台装置などを持ってきて韓国での熱気そのまま伝えた。公演開始と共に日本語の字幕で、「韓国では観客を熱狂させる歌手で有名なのですが、今日ここでは多少ふくよかな新人です」と自身を紹介した。

ステージごとに汗だくになるほど全力を注ぐPSYは、ヒット曲「芸能人」「揺らして下さい」「楽園」などの計6曲を熱唱し、観客は爆発的な反応を見せた。特に「レディーササ」「サヨンセ」など女性歌手をパロディーした舞台は、新鮮な衝撃で客席が爆笑の渦となった。 彼の型破りなパフォーマンスとエネルギーを見せつけた舞台となった。

所属事務所のYGエンターテイメントは、この日の現場の雰囲気について「今まで見られなかった韓国歌手の型破りな姿に、観客の反応は十分に熱狂的だった。アイドルグループとは異なる独特のパフォーマンスが、日本のファンに強い印象を残したようだ」と伝えた。

現地のマスコミもPSYの登場に驚いた様子だった。9日に放送されたフジテレビの情報番組「めざましテレビ」では「韓国でデビュー11年目のPSYは、ライブ動員数とチケットの売り上げがNo.1を誇るアーティスト」と説明し、パネルはPSYの熱いパフォーマンスに驚きを隠すことができなかった。

日本でのPSYに対する反応は、昨年7月に既に予想できていた。YGエンターテイメントと日本最大のレーベルであるエイベックスが一つになって誕生した“YGEX”の協約式の際、スクリーンを通じて公開されたPSYの映像に現地マスコミは強い関心を見せた。

日本進出のために少しずつ活動していたPSYは、先月KBSのインターネット専用トークショー「ソ・ギョンドクの国家代表」に出演して、「激しさを好む日本人に“強い奴”というイメージを見せる」と語り、日本進出計画を明らかにしていた。

「YG Family Concert in Japan」を通じて日本デビュー公演を行なったPSYは、今回の成功で日本進出の第一歩としては幸先の良いものとなった。所属事務所の関係者は「中途半端な挑戦ではなく、徹底した計画のもとに現地市場をよく把握して、日本進出を考慮する」と話した。

たった2度の公演で日本のマスコミをひきつけたPSYは、21日と22日にさいたまスーパーアリーナで開催されるコンサートでもアイドルグループがリードする韓流から一歩進んだ“新韓類”の境地を開拓する予定だ。

記者 : ペク・ソルミ、翻訳:キム・ユリ