本日から放送スタート、あらかじめチェックしたい時代劇「太陽を抱く月」

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写真=「太陽を抱く月」ホームページ、ポスター
名作時代劇を求めていたドラマファンに嬉しいニュースが届いた。朝鮮を架空の王が治めていた時代の宮中ラブロマンスを描いたMBCの水木ドラマ「太陽を抱く月」(チン・スワン脚本、キム・ドフン、イ・ソンジュン演出)が4日から放送開始となる。

「太陽を抱く月」は小説「成均館儒生たちの日々」を執筆した作家チョン・ウングォルの同名小説を原作にしたドラマで、放送前から熱い関心が寄せられた。放送開始を前に、「太陽を抱く月」をさらに楽しめる見どころをおさえた。

◆ 「太陽を抱く月」=ロマンス+ミステリー+ホラー+ファンタジーのフュージョン時代劇

「太陽を抱く月」は初恋のヨヌ(ハン・ガイン)を忘れらない王イ・フォン(キム・スヒョン)と、子どものころの記憶を失ったというヨヌにそっくりの巫女ウォル(ハン・ガイン)の切ない恋を描いたドラマだ。「太陽を抱く月」ではロマンスも、ミステリーも、ファンタジーもすべて味わうことができる。

「太陽を抱く月」では、序盤の王世子フォンの初恋をはじめとした、絡み合う恋愛模様が繰り広げられる。ヨヌとフォンの初々しい出会い、そんなフォンに一目ぼれするボギョン(キム・ミンソ)、ヨムを愛するようになるミンファ姫(ナム・ボラ)など、彼らの恋はドラマ全体の中心的役割を果たす。

甘いロマンスが視聴者の目と耳を楽しませる一方、“王世子妃暗殺事件”というミステリーがドラマに没頭させる。 ホ・ヨヌは王世子妃に選ばれた直後、別宮で病気を患い、追い出されるように宮から出た。そして、父の弘文館(王の諮問機関)大提學(朝鮮王朝時代、弘文館•芸文館の最高位の官職)ホ・ヨンジェ(ソヌ・ジェソク)の胸の中で、静かに息を引き取る。そんなヨヌが8年後、フォンの前に現れた。しかし、ヨヌは自分のことを巫女ウォルだといい、フォンはヨヌの死に疑問を抱き始める。そして、“王世子妃暗殺事件”の事実が明らかになる。

神の儀式を受けた覚えすらないウォルは、隠月閣(ウンウォルガク)に入り、妙な雰囲気を感じとる。ヨヌが記憶を取り戻す場面はまさにドラマのターニングポイントだ。
また、フォンがそんなヨヌの過去に対する推理を始めると、ドラマの緊張感はさらに高まる。

厄受け巫女とは、他の人の厄を代わりに受ける所謂“人間呪符”。巫女として登場するヨヌは「太陽を抱く月」のファンタジーな要素の中心となり、ユニークで新鮮さがある一方、神話的な雰囲気を演出し、注目を集める。

◆ 「太陽を抱く月」の中心キャラクター

イ・フォン(キム・スヒョン):容姿端麗で賢いが、頑固な性格。王世子時代は手に負えないほどの悪童だったが、ホ・ヨムによって王としての道理を学び、ヨヌによって宮の外の世界と初恋のトキメキを知った。フォンは隠密行動をしたときに、偶然ヨヌに似た巫女ウォルに出会う。そして、8年前の王世子妃ヨヌの死に疑問を抱くようになり、事件を追い始める。

ウォル、ホ・ヨヌ(ハン・ガイン):弘文館大提學の娘で、ヨムの妹、そしてフォンの初恋の相手。ヨヌは王世子に選ばれるものの、国婚を前に原因不明の病気を患い、宮から追い出され、静かに息を引き取る。8年後、巫女ウォルとして登場したヨヌは厄受け巫女となり、宮に帰り、フォンと再会する。

ヤンミョン君(チョン・イル):フォンより2歳上の異母兄弟で、王位継承序列1位の王子。一見、自由でいつも笑っているように見えるが、その本音は分からない。フォンと同じ女性を愛してしまう悲しい運命で、フォンと衝突することになる。

ユン・ボギョン(キム・ミンソ):王侯でフォンの正妃。優しそうな笑顔の裏に野心を隠している。偶然、宮を見に行き、フォンに一目ぼれし、ヨヌに嫉妬する。自分の地位を守るためには手段を選ばない人物。

ソル(ユン・スンア):ヨヌを護衛する少女剣客で、ヨムを守る役割もしている。かつてはホ氏家の使用人だった。

ミンファ姫(ナム・ボラ):フォンとヤンミョンの妹で、ヨムの若き妻。おてんばな姫。結婚してからも、自分を女性ではなく、妹のように扱うヨムに寂しさを感じている。あどけなさの裏にかなり衝撃的な一面を隠し持つ。

ホ・ヨム(ソン・ジェヒ):ヨヌの兄で、フォンの師匠。そしてミンファ姫の夫。優れた学識の持ち主で、ミンファ姫と結婚し、王の婿となる。一生、控えめに生きていくことが自分に与えられた宿命だと思っている。

ウン(ソン・ジェリム):王フォンの最も近くで護衛する朝鮮最高の武士、キム・ジェウン。巫女ウォルを初めてみた瞬間、氷のように冷たかった彼の心臓に血が通い始める。そして、ウォルがヨヌであることに一番最初に気づくが、恋心のため、葛藤し悩む。

記者 : チャン・ヨンジュン