ハン・ガイン、イ・シヨン、ク・ヘソン、勝者は?“女王はひとり”

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左からハン・ガイン、イ・シヨン、ク・ヘソン
たった一つの女王の席を狙い、ハン・ガイン、イ・シヨン、ク・ヘソンが争う。
4日、MBC「太陽を抱く月」、KBS 2TV「乱暴なロマンス」、SBS「お願い、キャプテン」など地上波3社の新しい水木ドラマが一斉に始まる。同日、同じ時間帯にドラマが一気に始まることは非常に異例なことで、この水木ドラマ戦争に誰が勝利するか、どの女優が最後に笑うことになるか、身も震えるような対決がスタートする。

◆ MBC「太陽を抱く月」のハン・ガイン

ハン・ガインは「太陽を抱く月」を通して、ドラマ「赤と黒」以降、1年6カ月振りにテレビドラマに復帰する。劇中のハン・ガインは弘文館の大提學の娘であり、フォン(キム・スヒョン)の初恋相手、ヨヌを演じる。世子妃に選ばれるが、良きせぬ事件に巻き込まれ、巫女として生きていくことになる。

ともかくハン・ガインは作品の恩恵を最も受けていると言える。「太陽を抱く月」はドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」の原作者のチョン・ウングォルの同名ベストセラー小説をドラマにした作品で、原作を読んだことのある人が頭に描くシーンがドラマの中にどのように表現されるか期待されている。

MBC「太陽を抱く月」
ハン・ガインにとって初の時代劇への挑戦という点は不安要素である。普段のイメージとは違い、意外なイメージだった2002年ドラマ「日差し狩り」で演技を始め、今まで一度も時代劇の経験がない。しかし、冷静で上品なイメージが時代劇と充分によく合っているという声が多数あるため、演技的な部分で違和感さえなければ視聴者が不自然に感じないだろう。

また、6歳以上の年の差があるキム・スヒョン、チョン・イルなど、年下の俳優との演技がどのように写るかもハン・ガインにとって重要ポイントである。

◆ KBS 2TV「乱暴なロマンス」のイ・シヨン

イ・シヨンは「乱暴なロマンス」で元柔道選手のボディガード、ウンジェを演じる。「乱暴なラマンス」はウンジェが自分の一番嫌いな野球選手ムヨル(イ・ドンウク)を警護しながら巻き起こるハプニングを描く予定だ。

イ・シヨンが演じるウンジェは今までイ・シヨンが演じてきたキャラクターの枠から出ることなく、イ・シヨンの普段のイメージによく合った役だったので、演じることは難しくなかったと思われる。しかし、視聴者にいつも同じようなイ・シヨンのキャラクターを飽きられないよう気を遣わないといけない。

また相手の俳優がドラマ「女の香り」で女心をつかんだイ・ドンウクであり、ドラマはなんだかんだ言っても面白いラブコメディのジャンルであるため、イ・ドンウクとの息が合えばイ・シヨンも視聴者から大きい声援を受けることができるだろう。

KBS 2TV「乱暴なロマンス」
◆ SBS「お願い、キャプテン」のク・ヘソン

ク・ヘソンは「お願い、キャプテン」で仕事に対する情熱や意欲、思いやりの心にあふれる飛行機の副機長のハン・タジンを演じる。

「お願い、キャプテン」は飛行機の操縦士の成長や、CA、航空管制官、整備士などの話を描くドラマだ。ク・ヘソンが副機長の演技をどれだけリアルに表現するのか、関心を集めている。ク・ヘソンは実際に飛行機の操縦室でシュミレーション任務に参加するなど、リアリティを追求するため大粒の汗を流し努力している。

相手役の俳優チ・ジニがク・ヘソンより13歳も年上であるため、二人の恋模様が視聴者に違和感なく表現できるかも重要である。特にク・ヘソンは童顔で有名な女優で、幼く見える顔が今回のドラマでは逆に短所になってしまう可能性もある。またク・ヘソンは明るくてかわいく見える自分のいつものイメージを今回のドラマにどう利用するのかによって女優としての評価が変わってくると考えられる。

SBS「お願い、キャプテン」

記者 : イ・スンロク、翻訳:橋本真由美