2012年“演技ドル”誰が一番売れるのか?

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IU(アイユー)、miss Aのスジ、2PMのテギョン、ウヨン、T-ARAのヒョミン、BEASTのイ・ギグァン、MBLAQのチョンドゥン、f(x)のLUNA、JYJのジェジュン。彼らの共通点は、昨年テレビドラマを通して俳優デビューを果たしたアイドルであるということだ。

アイドルが演技に挑戦することは、今や当たり前になった。2012年も“演技ドル(演技するアイドル)”への一歩を踏み出すアイドルが多く、注目を集めている。

今月30日から放送されるKBS 2TV 「ドリームハイ2」(ホ・ソンへ脚本、イ・ウンボク、モ・ワンイル演出)は前作に続き、歌手を目指すキリン芸術高校生徒たちの夢と友情を描くドラマだ。前作の「ドリームハイ」ではIUとスジ、テギョン、ウヨンがタレントに変身した。

シーズン2では、SISTARのヒョリンと2AMのジヌン、AFTERSCHOOLのパク・カヒが演技に挑戦する。 ヒョリンは生まれ持ったセンスと歌唱力の持ち主ナナ役、ジヌンはロックスターを夢見るほら吹き問題児のジン・ユジン役、ガヒはキリン芸術高校を買収したHTエンタテインメント所属のグループ“シュークリーム”出身の振り付け師ヒョン・ジス役で出演する予定だ。

また、少女時代は今年の初め、メンバー同士で競争することになった。演技活動を始めると宣言した4人のメンバーユナ、スヨン、ジェシカ、ユリのうち、2人が女優デビューを果たすためだ。ユリはSBSの月火ドラマ「ファッションキング」(イ・ソンミ、キム・ギホ脚本、イ・ミョンウ演出)でユ・アイン、シン・セギョン、イ・ジェフンとともに主人公にキャスティングされた。東大門(トンデムン)市場で素手で事業を始めた青年が、ファッション業界で成功していくストーリーを描く「ファッションキング」は今年3月、「サラリーマン楚漢志」の後の番組として放送される。

さらにミュージカル俳優として活躍したジェシカは今月4日から放送されるKBS 2TVの水木ドラマ「乱暴なロマンス」(パク・ヨンソン脚本、ぺ・ギョンス演出)で初の正劇(シリアスで深みのある内容を扱ったドラマ)に挑戦する。彼女が演じる役は、主人公のパク・ムヨル(イ・ドンウク)の昔の恋人、カン・ジョンヒ。ジェシカはムヨル、ウンジェ(イ・シヨン)と三角関係になり、第8話から第16話まで出演する。


そして、2005年にグループSS501でデビューして以来、7年ぶりに演技に挑戦するキム・ヒョンジュン(末っ子)もいる。彼は、今月7日からKBSで放送される「輝ける彼女」(ユ・ヨンウン、ソン・ミンス脚本、イ・ジョンピョ演出)を通して、演技の実力が試される。劇中でキム・ヒョンジュンは芸能界のキャスティング順位1位のトップスターで、女性から多くの関心を受けるカン・ミン役を演じる。

ある中堅マネージャーは、「演技ドルのうち、『ファッションキング』のユリがもっとも大きく注目されると思う。ユリの演技は一度も公開されていないが、堂々として、澄ましたイメージが作品のコンセプトにぴったり」だと予想した。

またある演出家は「ドリームハイ2」のジヌンを成功しそうな演技ドル1位に選んだ。彼は「ジヌンの演技が上手いという話を聞いているため、とても気になる。スタッフの間ではすでに俳優として認められている」とコメントし「良い作品に出会ってこそ、俳優も売れる。『ドリームハイ』シーズン1のときも、アイドルたちの演技がひどく、冒険だったそうだ。さらに、シーズン2の脚本は新人(ホ・ソンへ作家)が執筆するため、全てのコンビネーションがドラマの勝敗に影響を及ぼすはず」と話した。

しかし、一部には冷ややかな反応もある。ドラマ制作会社のある関係者は「正直、どんなアイドルが俳優として売れるか、気にしても意味が無い。歌手活動で得た人気がそのままドラマにも繋がるだけなので、俳優としては高く評価できないからだ」と、皮肉な理由を説明した。

記者 : イ・ウイン