「辰年」K-POP伝説が来た…“新韓流”時代

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神話(上)とH.O.T.(下) 写真=マイデイリー写真DB
新年の壬辰年は明るかった。如意宝珠をくわえて黒の辰が来てくれることを願う中、今年の歌謡界もK-POP“新韓流”ブームがとどまる事を知らない。

2011年、少女時代とKARAを中心にT-ARA、2NE1、SecretなどのK-POP女性グループ旋風を巻き起こした。今年はBIGBANG、BEAST、SHINeeを始めB1A4、BOYFRIENDなどの新しい勢力がプラスされた男性アイドルグループの跳躍が期待される。

G-DRAGONとD-LITEの一件により一定期間活動を中止していたBIGBANGも徐々に再始動する計画であり、BEASTは2月からソウルを皮切りに全世界14カ国21カ所を回る全国ツアーをスタートさせる。

彼らが全世界を回りK-POPを広げるのには、10年前から活動していた第一世代のアイドルの影響が大きかった。H.O.T.とジェクスキス、神話(SHINHWA)、god、FIN.K.L、Baby V.O.Xなどが日本と中国、東南アジアへの道を切り開き始めていた。そんな中、神話が3月に再始動を予告し、一層期待が集められている。H.O.T.もメンバー同士が集まろうという意見があり関心を集めている。

神話は今年でデビュー14周年を迎えた。2月にメンバーの軍隊生活が終わり、本格的な活動に入る。3月24日がちょうどデビュー記念日でもあり、このような意味で神話は1年前から活動に向けて拍車をかけていた。

エリックを始め、ヘソン、チョンジン、ミヌ、アンディなど、6人のメンバーが立ち上げた神話カンパニーを公式発足させた。体系的な運営のために誕生させた神話カンパニーではエリックとミヌは合同代表を受け持ち、神話の全体的な再始動を引っ張っていく計画である。

神話はデビュー記念日の前後に10枚目のアルバムを発表する。アルバム発売後にソウルコンサートを始め日本、中国などのアジアツアーを勢力的に進めていく。

神話のカムバックは意味が大きい。90年代終わりから2000年代初めの第一世代アイドルとして、日本と中国を行き来しながら韓流の基礎を作った。今の後輩たちが縦横無尽に活動できるように辛い道のりを平坦にしてきた。

メンバー6人(ヘソン、ドンワン除く)が各自違う事務所に所属しながら、解散ではなく「また一緒に」活動できるようにしてきた。ソロで活動したり、気が合えばすぐにチームとして集まった。神話のマーケティング戦略は今のアイドルたちが歩んでいる道でもある。

神話は14年という長い期間を共に歩むことのできる原動力となった。今年は特に韓流の道を磨いた第一世代アイドルと現在の“新韓流”を引っ張っている第二~第三世代アイドルが共に活動してゆく初めての年である。

このような信頼感を神話が自ら実践し、これを後輩たちが見本にするという、意味のある一年になるだろう。ここにH.O.T.の再始動が続いたら両手に花である。

神話の関係者は「神話がデビューして14年になる年であるだけに、カムバックを控えているメンバーが曲も集め、作詞に対してのアイディアも出している」「お互いの意見をうまく組み込んで、力を合わせたものが神話の長寿の秘訣」だと明かした。

記者 : ナム・アヌ、翻訳 : 橋本真由美