2011年の一年間、話題のドラマで主演を演じ、活躍した新人俳優が多く登場した。演技もでき、高い視聴率も確保した新鋭を調べてみた。

「新妓生伝」のイム・スヒャン

今年の1月から7月に放送されたSBSTVの週末ドラマ「新妓生伝」(脚本イム・ソンハン演出ソン・ムングォン、イ・ヨンヒ)のヒロインだったイム・スヒャンは、このドラマで一気にスターとなった。

イム・スヒャンは、新人をヒロインにすることで有名なイム・ソンハン作家のドラマで主役となり、お茶の間に現れた。同最高視聴率24％(視聴率調査会社TNmS基準)をつけながら大きな人気を得たこのドラマは、イム・スヒャンという女優を視聴者に知らせるには十分だった。

イム・スヒャンはドラマで、厳しい家庭環境にも屈せずプライドを守りながら生きていくキャラクタータン・サラン役で安定した演技を見せた。この作品を通じて演技力も端麗な美貌も認められた彼女は、相手役のソン・フンとともに、31日に開かれる「2011SBSTV演技大賞」のベストカップル部門の候補となった。

「新妓生伝」「あなただけ」のハン・ヘリン

ハン・ヘリンもイム・スヒャンとともにドラマ「新妓生伝」で顔を知らせた。クム・オサンの一人娘であるダン・サランの友達クム・ララ役だったハン・ヘリンは、何でも自分勝手に行動するクム・ララをキュートで憎むことのできない姿を演じ、自分ならではの魅力を発散した。

そして、KBS 2TV TVのドラマ「あなただけ」(脚本：チェ・ミンギ、演出：チン・ヒョンウク)でヒロインであるナム・グンファ役にもキャスティングされ、現在ソ・ジュニョンと歩調を合わせている。「あなただけ」は、23日の放送で21.1％の視聴率を記録し、毎日連続ドラマでトップの座を維持している。このお陰でハン・ヘリンは「2011KBS演技大賞」新人部門の候補となった。

「ドリームハイ」のキム・スヒョン

有名アイドルが出演したことで話題となったKBS 2TVのドラマ「ドリームハイ(脚本パク・ヘリョン演出イ・ウンボク、キム・ソンユン)」。しかし主役になったのは俳優のキム・スヒョンだった。同ドラマは最高視聴率18.3％を記録し、特に10～20代で旋風的な人気を博した。キム・スヒョンはドラマで、田舎からきたものの歌手への夢は誰よりも大きかったソン・サムドン役を熱演した。

キム・スヒョンはドラマ「クリスマスに雪は降るの？」でコ・スの子役を立派に演じて注目された。その後、「ドリームハイ」で初めての主役を演じ、一気にスターとなった。彼は今MBCTVのドラマ「太陽を抱く月」でハン・ガインの相対役にキャスティングされており、「2011KBS演技大賞」の新人部門に名をあげた。