2011年日本の歌謡界総まとめ、K-POPと女性アイドルブーム
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11月30日に発表された「NHK紅白歌合戦」の出演者リストで一番目を引いたのが、少女時代、KARA、そして東方神起だ。日本の主な媒体は「韓国勢、紅白出場決定」「紅白もK-POP熱気」などの見出しで、3組の出場をトップニュースとして報道した。すでに2回目の出場経験を持つ東方神起をはじめ、BoA、そして過去にはキム・ヨンジャ、チョー・ヨンピルなど「NHK紅白歌合戦」に出場した韓国スターはいるものの、今年は特にK-POPブームを追い風に、何組がNHKの舞台に立つことができるのか注目を集めている。そして、2010年、楽曲「ミスター」や「Genie」で人気を集めたKARAと少女時代は、この年の「NHK紅白歌合戦」の出場には失敗している。NHK関係者によると「あと少し、タッチの差だった」とのこと。彼女らは、去年の借りを、今年返すことができたというわけだ。
K-POPと女性アイドルグループブームとなった2011年

少女時代の日本デビューアルバム「GIRL'S GENERATION」は、売り上げ80万枚を記録。KARAはシングル「GO GO サマー!」とアルバム「スーパーガール」で、シングルとアルバムのオリコンチャート1位を獲得した。これは海外の女性グループとしては1981年のアイルランドの姉妹グループ・ノーランズ以来のことだ。また、チャン・グンソクブームも忘れてはならない。ドラマ「美男(イケメン)ですね」やマッコリのCMで話題となった彼のファーストシングル「Let Me Cry」がオリコン週間ランキングで1位を獲得したのだ。彼は、FTISLAND、SHINeeなどと共に、「NHK紅白歌合戦」の最終選考に見事残ったのである。また、日本経済新聞が選定する「2011 HIT 50」でも9位にランクインした。このランキングは、TV、映画、ゲーム、アニメなどのカルチャーを総括したものである。
K-POPと共に2011年日本の歌謡界で一番注目を集めたのが、AKB48を筆頭とした女性グループと言えるだろう。SKE48、SDN48、NMB48、HKT48など、映画監督であり放送作家、そしてプロデューサーでもある秋元康が企画した一連の女性アイドルグループは、1980年代以来の女性アイドルグループブームを起こしたのである。
オタク文化とJ-POPが融合したグループは、多少低迷していた日本の音楽市場を刺激したのである。AKB48は、今年販売したシングルの中で、4枚が売り上げ100万枚を突破、またアルバム「ここにいたこと」は80万枚を記録した。それぞれ名古屋、大阪、博多を中心に誕生したSKE48、NMB48、HKT48も地域を越え、幅広い人気を集めている。この勢いに乗り、アイドリング!!!やももいろクローバーZなどの女性アイドルグループも注目を集めている。ジャニーズグループ一色に見えた日本の歌謡界に、K-POPと集団型という新しいタイプの女性アイドルグループが、新しい風を吹き込んだようだ。
女性のソロ歌手の世代交代と、注目すべき変化

2012年日本はどのような歌を歌うのであろうか。そして、どのような歌手が注目を浴びるのであろうか。そのヒントは、当然ながら2011年に隠されていることだろう。
記者 : ジョン・ジェヒョク、編集 : イ・ジヘ