“睡眠薬常習投与の疑い”フィソン、検察が控訴審で懲役3年を求刑「後悔してる」

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睡眠麻酔薬プロポフォール投与の疑いで執行猶予判決を受けた歌手フィソンが、控訴審で懲役3年を言い渡された。

9月8日、大邱(テグ)地裁・第5刑事控訴部(部長判事:キム・ソンヨル)で、フィソンの麻薬類管理に関する法律違反容疑の控訴審の結審公判が行われた。

第一審の裁判部は、3月「同種の犯行(ゾルピデム投与)で起訴猶予を受けた前歴があるにもかかわらず、犯行を犯した」とし、「慢性的不眠症、うつ病克服の過程でプロポフォール中毒になったと見られること、後になって過ちを反省していること、まじめに治療を受け、再発の可能性が低いことを総合的に判断した」とフィソン被告に懲役1年、執行猶予2年の判決を言い渡した。

これに対し、検察は控訴審で懲役3年、追徴金6050万ウォン(約600万円)を求刑した。

フィソンは容疑を認めながらも善処を訴えた。彼は最後の弁論で「僕の過ちを100回、1000回振り返ってみた。とても恥ずかしく、後悔している。これまで僕を苦しめてきた不眠症、パニック障害、うつ病など、様々な精神障害を1年以上治療し、非常に好転している状態だ。ずっとこうやって生きたい。絶えず努力する」と語った。

フィソンの弁護士は「被告人(フィソン)が大きな過ちを犯したが、現在は反省中であり、1審後に障害者福祉施設でボランティア活動をしながら気を引き締めている」とし「治療の経過もかなり良い。善処をお願いする」と語った。

フィソンがプロポフォール投与の疑いを受けたのは今回が初めてではない。彼は2013年、軍服務当時、プロポフォール投薬容疑に巻き込まれたが、軍検察の取調べを経て、嫌疑なしの処分を受けた。

・“睡眠薬常習投与の疑い”フィソン、9月8日に控訴審裁判へ

・“睡眠薬常習投与の疑い”フィソン、初公判で懲役1年・執行猶予2年を宣告

記者 : ファン・ヘジン