映画「空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~」カン・ハヌル、頭を丸めるシーンに“悩む理由はなかった”

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写真=MEGABOX(株)PLUS M
俳優カン・ハヌルの剃髪シーンが公開された。

名前も、言葉も、夢も許されることのなかった1945年、一生の友達でありライバルだった詩人ユン・ドンジュ(尹東柱)と独立運動家ソン・モンギュ(宋夢奎)の輝きを放った青春を描く映画「空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~」(監督:イ・ジュンイク、制作:ルスイソニドス、配給:MEGABOX(株)PLUS M)。

今回公開されたのは、日本統治時代、教練授業を拒否するドンジュに日本軍が日本の精神を教えると言って授業を受けていた彼を引っ張り出し、生徒たちの前で強制的に剃髪させるシーンだ。カン・ハヌルは日本軍によって剃髪される状況でも何もできなかった残酷な感情を悲痛な表情で表現した。短くなった髪に慣れず悲しんでいるような涙ぐんだ表情で静かに頭を撫でる彼の姿が寂しさを加える。

カン・ハヌルは「ユン・ドンジュ先生役を演じる上で、ただ頭を丸めるために悩む理由はまったくなかった。剃髪に対する負担はなかった」と伝え、デビュー後初めて剃髪した感想を伝えた。

特に彼は剃髪を止めるスタッフを説得しながら撮影を行い、現場の人々を感動させたという。さらに、該当シーンは実際にカン・ハヌルの頭を丸めるシーンだったため、撮影前に現場のスタッフ2人がリハーサルに参加してカン・ハヌルと共に剃髪を敢行するなど「空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~」のすべてのスタッフがひとつになって撮影に臨んだという。映画「空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~」は韓国で17日に公開される予定だ。

記者 : シン・ソウォン