“カムバック”元Wonder Girls ソンミ「3年7ヶ月間活動休止した本当の理由は…」

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写真=JYPエンターテインメント
3年7ヶ月ぶりだ。ガールズグループWonder Girlsとして、韓国とアメリカを行き来しながら活発な活動を展開したソンミ(21歳)がカムバックを宣言した。それもWonder Girlsではなく、ソロ歌手としてのデビューを知らせた。

ソンミは2010年2月、Wonder Girlsから脱退した。突然活動を休止し、大学進学を選んだソンミについては色々と噂がされていた。しかし、ソンミは学校生活と共に所属事務所であるJYPエンターテインメント(以下JYP)で練習を続けている近況を伝え、Wonder Girlsのメンバーたちと良い関係を保ちながら絆を深めてきた。

そして3年7ヶ月後、JYPのパク・ジニョンプロデューサーがパク・ジユンの「成人式」以来、13年ぶりに曲、振り付け、ミュージックビデオ、衣装など全てを手がけた女性ソロダンスパフォーマンスプロジェクトとして全面的な支援を受け、カムバックすることになった。

ソンミは最近行われたマイデイリーとのインタビューで、突然のソロカムバックについて「これまでカムバックの方法と時期について悩んできたが、今がその時だと思い、カムバックすることになった」と話を切り出した。

「すごく緊張している。私の新しい姿をお見せするので、どのように思っていただけるのか気になる。私自身、ずっと前から準備ができていた。最初に活動を休止したときも、他のジャンルでカムバックしたいと思ったことはなかった。ずっと歌手として戻って来ることを願い、今回良い機会を通じてこのようにソロ歌手としてカムバックすることになった」

活動は休止していたものの、絶え間なく歌とダンスの練習を続け、静かに自分を成長させて来たソンミに、昨年末パク・ジニョンプロデューサーは「僕の頭の中に君のカムバックに関する絵が描かれている」と言い、今年3月には「君のための準備はできている、いつでも行こう」と、ソンミのために書いた曲を聞かせてくれた。その後、本格的なカムバック準備に取り掛かった。

実は、東国(トングク)大学の芸術大学演劇学部に進学し、中学3年生のときにデビューした後、アメリカ進出のために高校を退学したために味わうことのできなかった平凡な学生の身分に再び戻ったように見えたが、ソンミの胸の中には、歌手としての夢を持ち続けていた。それにも関わらず活動を休止していたのは、歌手としてのさらに遠い未来のための一歩後退だった。

「友たちと仲良くなって遊びたい、勉強も続けたいと思ってはいたが、学業が活動を休止した理由の全てではなかった。自分自身を顧みて、歌手としての遠い未来を描く具体的な計画を立てる時間が必要だった。16歳でデビューし、練習生期間は1年間にも満たず、思い返してみれば至らないことばかりだった。これからどのような方向に進むべきかを休んでいる間に悩んでみて、より自分を客観的に見ることができたと思う」

幸いにも、学校の友達たちはソンミのことをWonder Girlsのソンミではなく、同期の友達として気兼ねなく接してくれた。ソンミは、「最初は、私が人見知りして澄ましていると思った友達たちがお転婆である私の姿に『あなた、本当に変~』と言いながら、気兼ねなく近づいてくれた」と言い、「Wonder Girlsの活動をしていたときは学校に行くと、あまりにも多くの学生たちが私を見に来て、やたらと写真を撮り、友達ではなく芸能人として扱ったので、いつしか心の扉を閉じてしまったが、今は芸能人ではなくソンミとして応援してくれるのでありがたかった。空白期間は長かったが、結果的には決して無駄な時間ではなかった。私にとっては絶対に必要な、大切な時間だった」と同期の友達にも感謝の気持ちを伝えた。

再び歌手として戻って来るまでに、考えてみると感謝すべき人たちが本当に多い。若い年齢でデビューしてから空白期まで、苦しみ悩んだ時期を共にしてくれたJYPの家族たちは、特にソンミのカムバックをまるで自分たちのことのように喜んで、特別に気を使ってくれた。

その中でも、パク・ジニョンプロデューサーにとってソンミのカムバックはいつにもまして愛情がたっぷり込められた作業だった。ソンミは、「一から十までパク・ジニョンプロデューサーの意見が届いていないところがなかった。僕がこうして全てを作ってあげたから、後はあなたが上手くやるだけでいいんだと言って、今はプレッシャーをたくさん与えてくるが、良い言葉も聞かせてくださり、健康にも気を使ってくださる」と言い、「おそらく、長い空白期間の後の活動再開なので心配してくれているらしい。いつも『自身自身の実力を常に疑って、謙虚でなければならない。その退屈な繰り返しがあってこそ、立派な歌手になれる』と、まるで姪っ子を水辺においた叔父さんのような顔で心配してくださる」と笑った。

Wonder Girlsのメンバーたちにも感謝の気持ちを伝えた。何よりも、再びカナダに戻る前に会ったリーダーソネの姿が忘れられないとソンミは言った。「初放送に行けなくて本当に申し訳ないとしながら、何も考えずに狂ってしまえって(笑) リーダーらしかった。そんなにカリスマ性に溢れて、タフな妊婦は始めて見た」と微笑んだ。

また、姉であるユビンとイェウンは真剣なアドバイスを、同い年のソヒとヘリムはお茶目に応援をしてくれたと言い、メンバーたちがそばにいてくれて安心できるとも話した。これからは一緒ではなく、ソロ歌手としてカムバックすることについてソンミは、「今は各自がソロ活動をしており、メンバーたちも自分のやりたいことや将来を考えていると思う。私が先になっただけで、誰かがいつかソロ歌手として活動するのではないかと思っている」と可能性を示した。

ソンミは本当に、どうしてWonder Girlsではなくソロ歌手としてカムバックしたのか。リーダーソネの早い結婚と妊娠によって、現在Wonder Girlsは事実上活動を休止している状態である。ソンミのカムバックが知らされたとき、ソネが抜けた席にソンミが合流するのではないかというファンたちの希望と望みもあっただろう。

「本当に良い機会があればWonder Girlsとして活動したい気持ちもあったが、パク・ジニョンプロデューサーが見せてくれた未来もあり、今はソロ歌手としての方がより効果的な復帰方法だと思う。そして、Wonder Girlsは最初は仕事で集まったが、今はいつの間にか家族のような感じであり、私の根はWonder Girlsであるため、私以外にも他の誰かがソロ歌手やどんな活動をしても一緒にやっているような感じがする。だからメンバーたちも心から応援し、支持してくれた」

また、ガールズグループとして活動をしながら十分にアピールできなかったソンミのミュージシャンとしての本当の魅力をちゃんとアピールしたいという欲もあった。

ソンミは、「Wonder Girlsのときには、私だけのカラーや特徴が分からなかったと思う。また、私がどんな人なのかをアピールする機会もなく、グループ活動のときは注目されるメンバーというより可愛い末っ子?くらいの感じで……。だから、人々がもっとどのように私が過ごしていたのかを知りたがっているかもしれない。実は、これほど関心が高く、期待を集めるとは思いもしなかった。今負担になるのは、私自身が見つけた、私の変わった姿をどう受け入れてもらえるのかということである」と注意深く覚悟を話した。

「何か新鮮に見てもらえて、そんな姿があったんだと知ってもらえたら良いと思う。短くない空白期間を乗り越えて戻って来た。信じて待っててくださった方々に感謝する。以前は見られなかった私だけのカラー、私だけの音楽をお見せしたい。どれだけ成長したのか見守っていてください。これからもさらに成長する姿をお見せする」

ソンミは20日にミュージックビデオを公開し、26日には初のソロデビューミニアルバム「24時間じゃ足りない」をリリースする。「24時間じゃ足りない」は愛する男性を通じて、感覚的な愛に目覚めた女性の心を込めたダンス曲である。

記者 : コ・ギョンミン