BTS(防弾少年団)の韓国語教育コンテンツが海外へ…有数の大学で講座を開設

OSEN |

写真=Learn!KOREAN with BTSの表紙
Big Hitエンターテインメントの教育独立法人であるBig Hit Edu(事業代表:チェ・ヨンナム)がKF(韓国国際交流財団、理事長:イ・グン)、韓国外国語大学(総長:キム・インチョル)と業務協約を締結し、海外で韓国語の教育事業を展開する。

Big Hit EduとKF、韓国外国語大学は「12日に、ソウル中(チュン)区樹下洞(スハドン)のKFグローバルセンターで業務協約締結式を行い、海外で韓国語教育の活性化のための本格的な協力を実施する」と明かした。

今回の協約の3つの主体は、それぞれの専門性を基に協力し、海外で増加しつつある韓国語教育のニーズに応えると同時に、韓国及び韓国語に対する理解を深める予定である。

これを受け、今年秋の学期から海外有数の大学で「Learn!KOREAN with BTS」を活用したKF e-スクール韓国語講座が開設される。

「Learn!KOREAN with BTS」は、Big Hit Eduが制作した韓国語教育コンテンツで、言葉の壁によりK-POPとコンテンツを楽しむことが難しい世界中のファンが、楽しく韓国語を勉強することができるようサポートすることを目的に企画された。グローバルスーパースターであるBTS(防弾少年団)のコンテンツを再構成し、メンバーらがよく使う表現を聞いて真似すると共に、基礎的なハングルと基本的な表現、韓国の文化を自然に身につけられるように設計された。

韓国外国語大学のホ・ヨン教授研究チーム(韓国語コンテンツ研究所)が開発と監修に参加した「Learn!KOREAN with BTS」は24日に、本のパッケージとして発売される。これに先立ち、Big Hit Eduは、3月から毎週1回ずつ同じ名前の3分前後の教育映像を、グローバルファンコミュニティプラットフォーム「Weverse」を通じて公開してきた。

写真=Big Hit Eduのシグネチャー


米ミドルベリー大学、フランスのパリ高等師範学校(ENS)とエデックビジネススクール(EDHEC)、エジプトのアイン・シャムス大学 、ベトナムのハノイ国家大学外国語大学、タンロン大学などが今年の秋から「Learn!KOREAN with BTS」を活用した韓国語レギュラー講座を開設する。Big Hit EduとKF、韓国外国語大学は事業の対象を拡大していく計画だ。

Big Hit Eduのチェ・ヨンナム事業代表は「海外の大学で『Learn!KOREAN with BTS』を韓国語の教材として採用するということは望ましいことだ。KF、韓国外国語大学は、いずれも韓国のコンテンツに理解があるパートナーという点で、今後さらに大きな相乗効果を発揮すると期待している。コンテンツに責任を持って韓国語の学習の活性化に貢献していきたい」と話した。

2011年からe-スクール事業を通じて、海外の大学に韓国学および韓国語のオンライン講座を提供してきたKFのイ・グン理事長は今回の協約について「BTSをはじめとするK-POP、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』など、韓国のコンテンツが世界で認められ、韓国語に対する関心が急激に高まったことを実感する。このような時点で紹介される講座『Learn!KOREAN with BTS』は、海外での韓国語学習をより活性化させ、韓国語と文化の魅力を知らせることに大きく貢献すると思う」と期待を示した。

講座のカリキュラムを開発し、海外の各大学と共有する役割を果たす韓国外国語大学のキム・インチョル総長は、「海外の多くの大学が『Learn!KOREAN with BTS』の講座に高い関心を示している。韓国外国語大学と関係を結んでいる海外の大学だけでなく、韓国語講座を運営している他の複数の大学とも協議中であり、新型コロナウイルスの状況が好転し次第、KFと共にオフライン講座にも拡大する計画で、開設講座と学校は引き続き増えると思う」と話した。

Big Hit EduとKF、韓国外国語大学は今後「韓国語フェローシップ」など後続プロジェクトを模索し、海外の韓国語教育振興事業を持続的に拡大・発展させていく予定だ。

記者 : キム・ウネ