「ボーンアゲイン」チャン・ギヨン&イ・スヒョク、共演に感動“モデルを目指したきっかけはイ・スヒョク…ずっと夢見てた”

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チャン・ギヨン主演の最新作「ボーンアゲイン」が、8月9日(日)よりKNTVにて日本初放送。本作は、チャン・ギヨン、チン・セヨン、イ・スヒョクが一人二役で、前世と現世で絡み合う永遠の愛を描くミステリアスラブストーリー。またチャン・ギヨンが、以前からロールモデルと語っていたイ・スヒョクと夢の共演を果たしたことでも話題に。

今回、日本での初放送を記念して、劇中では激しい対立関係を演じたチャン・ギヨンとイ・スヒョクのオフィシャルインタビューが到着! お互いの第一印象から撮影エピソードまでたっぷりと語ってくれた。

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――「ボーンアゲイン」が8月から日本で放送される感想をお聞かせください。

チャン・ギヨン:僕たちのドラマ「ボーンアゲイン」が日本でも放送されると聞きました。日本のファンの皆さんにも楽しんでいただけるのではないかと思うので、沢山愛していただけると嬉しいです。

イ・スヒョク:前作はドラマ「ごめん、愛してる」の日本リメイク版への特別出演でしたが、「ボーンアゲイン」でこうしてまた日本の皆さんにお会いできて嬉しいです。大好きな後輩であるギヨンと共演した作品が、日本で放送されることになり感謝しています。

――演じた役柄の紹介をお願いします。

チャン・ギヨン:80年代では、父親との宿命のため孤独を抱えているコン・ジチョル役を演じました。現代では、エリート医大生のチョン・ジョンボム役を演じました。

イ・スヒョク:暗記したみたいにスムーズだね!(笑)クランクアップしてから4ヶ月経つのにすごい(笑)。僕は、80年代ではチャ・ヒョンビンという刑事役を演じました。現代ではキム・スヒョクという、罪人のDNAというものを信じている検事役を演じました。

「3人とも一人二役は初めてだったので…」

――出演を決めたきっかけを教えてください。

チャン・ギヨン:1つの作品で二役を演じられるという点に最も惹かれました。それから、序盤のコン・ジチョルと父親の関係や、愛する女性のために自身の心臓も捧げようとするほど1人の女性を愛する姿が、面白いと感じました。「自分がこの二役を演じるとしたら、どのように表現するだろう」と、自分自身でも気になり出演を決めました。

イ・スヒョク:2つの違う時代、2人の人物を演じるというのは、俳優としてプレッシャーもありましたが、とても魅力的でした。特にチャ・ヒョンビンのようなキャラクターはこれまで演じたことがなかったので、新しい姿をお見せできそうだと思い、喜んで出演を決めました。

――本作の見どころを教えてください。

イ・スヒョク:一人二役で、2つの時代を描くために努力しました。スタッフの方々も色々と助けてくださって。例えば、80年代にはスマートフォンもないですし、行動ひとつとっても色々と苦労しました。3人の人物が時代によってどう変わるか、関係性がどう変わるかに注目していただければと思います。

――ご自身が役柄と似ている点、異なる点はありますか?

イ・スヒョク:性格は違いますが、顔は同じです(笑)。ギヨンは似ている部分があったと思いますが、僕は似ていませんでした。想像しながら演じる部分が多く、似ている点はあまりなかったように思います。

チャン・ギヨン:僕もスヒョクさんもチン・セヨンさんも、一人二役は初めてだったので、台本の中に答えを見つけようと努力しました。台本を読んで理解できない部分があれば監督と話し合ったり、リハーサルを重ねながら役を理解するよう努めました。

チャン・ギヨンの印象は?「俳優仲間からも…」

――お互いの第一印象は? また共演してみて意外だった部分があれば教えてください。

チャン・ギヨン:スヒョクさんのことは昔から知っていました。僕がモデルを目指したのは、スヒョクさんの映像を見たり、写真を見たりしたのがきっかけです。今回共演できるということ自体が、僕にとって本当に大きな意味があって、また現場で俳優として共演できたことがとても不思議でした。ずっと夢見て、いつか一緒に仕事ができたらいいなと願ってきたので、この作品には非常に大きな意味があります。共演できて本当に幸せでした。

イ・スヒョク:ギヨンの子供の頃の素敵な話を聞けたので気分が良いですね(笑)。僕も彼については以前から知っていました。評判も聞いていましたし、俳優仲間からもよく話を聞いていました。現場で会ってみたら、本当に素晴らしい俳優でした。後輩ではありますが、現場で周りの方と接する態度や演技に対する姿勢などを見て、僕自身も学ぶことが多く、共演できて幸せな撮影でした。

――印象に残っているセリフやシーンを教えてください。

チャン・ギヨン:ジチョルがハウン(チン・セヨン)に「僕が君に心臓をあげる」と言うセリフが、とてもジチョルらしいと思いました。10秒くらいの短いシーンでしたが、この一言の中に、ジチョルの感情が全て詰まっています。全ての場面が記憶に残っていますが、特にこのセリフが印象的ですね。

イ・スヒョク:過去の最後のシーンで3人が会う場面があるのですが、スタッフも俳優も一生懸命に撮影したシーンなので、印象に残っています。現代ではキム・スヒョクが過去の状況を自覚する場面があるのですが、台本を読んだときはプレッシャーも大きかったです。ご覧になる方に説得力がないといけないと思い、本当に考え抜いて撮影したので、うまく表現できたのではないかと思います。そこに注目していただければ嬉しいです。

――内容はシリアスですが、視聴者からは「目の保養になる」と好評でしたね。

イ・スヒョク:ありがとうございます。ギヨンがいたから。

チャン・ギヨン:(照笑)。

――80年代の最後のシーンは雪の中でしたが、何かエピソードがあれば教えてください。

イ・スヒョク:とても寒くて、僕たちもスタッフもみんな集中して取り組んだシーンでした。特にチン・セヨンさんはスカートで寒かったと思います。撮影時は3月だったのですが、「もしかして雪が積もっているかも?」と思ったら、腰の位置まで積もっていました(笑)。集中して早く撮影しなければと思いましたね。

――スヒョクさんは本作が4年ぶりのドラマ出演でしたが、いかがでしたか?

イ・スヒョク:映画やバラエティにも出演しましたが、ドラマは「ボーンアゲイン」が復帰作になりました。うまく演じたいと思いましたし、良い姿をお見せしたいと思っていました。幸いにも良い評価をいただけて、撮影も無事に終えられて良かったです。

イ・スヒョクは憧れの存在?「モデルを夢見たきっかけが…」

――ギヨンさんにとってスヒョクさんは憧れの存在とのことですが、共演した感想は?

イ・スヒョク:僕、ちょっと出てようか?(笑)

チャン・ギヨン:はい、席を外してもらえますか?(笑)今でも覚えていますが、17歳の高校生のときにモデルに興味がわきました。大人になったら何をしようかと考えていた頃です。僕は地方出身なんですが、背が高かったので、地元の友達からは「モデルをやってみたら」と言われ、自分でも「やってみようかな」と興味を抱いて、インターネットで調べていました。そこでスヒョクさんがウォーキングをしている動画を偶然目にしたんです。とてもかっこよくて「これだ!」と思いました。その瞬間、モデルになることが自分の夢になり、イ・スヒョクさんという俳優に憧れていました。

10年経って、こうしてスヒョクさんと1つの画面に収まり、一緒に演技をするということがとても面白かったです! 撮影中、大変なこともありましたが、スヒョクさんが配慮してくださり、またスヒョクさんが大変なときは僕が愛嬌を見せたり、冗談を言ったりしました。

イ・スヒョク:いつ?(笑)

チャン・ギヨン:スヒョクさんは覚えていないだろうけど(笑)。

イ・スヒョク:愛嬌? ではそういうことで(笑)。

チャン・ギヨン:見せたよ!(笑)僕たちのドラマはシリアスでダークな雰囲気でしたが、撮影現場は楽しかったです。お互いに助け合って冗談を言い合ったり、幸せな思い出です。

イ・スヒョク:ギヨンはすでに素晴らしい俳優じゃないですか。出演オファーも続いていて、現場でも主演として作品を引っ張る位置にいるのに、謙遜してこんな風に言ってくれるのがありがたいですし、恐縮です。僕が学ぶ部分も多く、お互いに助け合いながら撮影しました。役柄的には激しい対立関係にあったのですが、現場ではお互いに助け合って楽しい雰囲気でした。

2人が絶賛「チン・セヨンさんは現場のムードメーカー」

――今のお話を伺うと、スヒョクさんが考えるムードメーカーはギヨンさんだったようですね。

イ・スヒョク:ムードメーカーは僕です(笑)。

チャン・ギヨン:出て行ってください(笑)。

イ・スヒョク:冗談です(笑)。3人の中で僕が1番年上だったので、大変な姿を見せてはいけないと思い努力しました。ムードメーカーはみんなですね、楽しく笑いながら撮影しました。

――チン・セヨンさんとの共演はいかがでしたか?

チャン・ギヨン:セヨンさんと共演することが決まり、楽しみでした。とても優しく、明るくて、彼女の女優としてのエネルギーがとても良かったです。僕が疲れて集中力が落ちたときには、セヨンさんのエネルギーに助けられました。演技の相性もとても良かったですし、セヨンさんのおかげで現場の雰囲気が良かったです。

イ・スヒョク:セヨンさんはムードメーカーでした。セヨンさんは撮影の分量も多く大変だったのではないかと思います。でも現場でそのようなそぶりを一度も見せず、役者として学ぶ点も多かったです。セヨンさんが現場に現れると雰囲気が良くなりました。素晴らしい女優さんですし、ムードメーカーはセヨンさんですね。

チャン・ギョン:確かに。僕たちじゃなく、セヨンさんでした(笑)。

イ・スヒョク:本当に明るくて、一緒に撮影して僕自身も責任感が生まれました。

――本作のラブシーンのエピソードを教えてください。

チャン・ギヨン:1~2話では、ジチョルのセリフがあまりないんです。視線や雰囲気で視聴者に感情を伝えないといけないのですが、そんな感情をセヨンさんがしっかり受け止めてくれたので感謝しています。

――本作では一人二役でしたが、切り替えはスムーズにできましたか?

チャン・ギヨン:1~2話がジチョルで、3話からジョンボムのストーリーが始まるのですが、撮影のスケジュール上、1日で行動、感情、服装、髪型、話し方を変えなければいけませんでした。入念に準備し、うまく表現できると思っていたのですが、ジョンボムのコートを着て初めての撮影をしたときは、難しかったです。監督やスタッフの方々の力を借りながら撮影しました。

イ・スヒョク:過去と現代のシーンを同じ日に撮影するのは難しかったです。また後半にかけて複雑になっていくので、一人二役というより一人二、三役のように感じました。1日で撮影しなければならなかったので、集中するのが難しい場面もありましたが、スタッフの皆さんが助けてくださいました。特に、序盤の80年代のシーンはセットや小物、照明などに非常に気を使っていただき、それがとても助けになりました。


「久しぶりの復帰作…良い姿をお見せしたい」

――ギヨンさんは序盤はウィッグをつけての演技でしたが、ご自身での評価は?

チャン・ギヨン:ドラマとしても俳優としても、ウィッグをつけるのは面白い経験でした。視聴者の皆さんも初めて見る姿だと思うので、驚かれた部分もありましたが、新しい姿として好評だったので僕自身も嬉しく、良かったと思います。ジチョルからジョンボムへの外見的な変化もお見せできたので、楽しんでいただけたかと思います。

――スヒョクさんも、序盤は前髪ありの髪型でしたが、80年代の髪型、ファッションはいかがでしたか?

イ・スヒョク:一人二役なので演技のトーンなど、違いを出すのに監督や脚本家の方に沢山助けられました。言葉遣いなど色々ありますが、外見的な要素も多いので、監督とも話し合いました。過去は刑事らしく、性格的にも服も大きめのものを着て、過去の写真なども参考にしながら昔風のスタイルを作り上げました。

現代のスヒョクは、きっちりしたスーツ姿などを考えながら準備しました。ギヨンを横で見ていて、戸惑いなくウィッグをつけたり、監督の望むスタイルに躊躇しない姿を見て驚きましたし、ジチョルとジョンボムの姿を効果的に表現していたと思います。僕もギヨンも二役の違いについて会議を重ねたので、違いがうまく表現できたのではないかと思います。

――ギヨンさんが演じたジチョル/ジョンボムは影のある人物でしたが、共感できましたか?

チャン・ギヨン:共感というより、ジチョルもジョンボムも痛みを抱えた人物で、俳優は表現する職業なので、「僕がジチョルだったら、ジョンボムだったらどうするか」という想像をよくしていました。1人で解決できないときには、監督や脚本家の方にも頼りました。こうしたジャンルの作品が好きな理由は、答えがないところです。想像の中で表現し、僕にも答えがなく、視聴者にも答えがない。それを監督や脚本家の方々と一緒に作り上げていくのが、俳優という仕事の面白さだと思います。

――スヒョクさんが演じたヒョンビン/スヒョクは正義感のある人物でしたが、共感できましたか?

イ・スヒョク:ヒョンビンとスヒョクは違う人物ですが、できるだけ共感しようと努力しました。時代も性格も違いますが、そんな中、再び3人が出会います。その中でどのように表現するのが効果的か、最大限理解しながら演じようとしましたが、とても独特なキャラクターたちなので、共感というよりは理解するように努力しました。一人二役なので、どのように表現するのが効果的か考えながら演じました。

――生まれ変わりがテーマでしたが、ご自身が生まれ変わるとしたらなりたいものは?

イ・スヒョク:何かに生まれ変わりたいというよりは、「ボーンアゲイン」を通して、運命についてより深く考えるようになりました。正解はないですが、視聴者の皆さんもドラマを見ながら考えていただければ、より楽しんでいただけるのではないかと思います。

――本作を通じて感じたことや心に残っていることはありますか?

イ・スヒョク:全ての作品に全力を尽くしていますし、子供の頃から俳優の夢を抱いてきたので、沢山の方に俳優として良い姿をお見せしたいと思っています。全ての作品を一生懸命やってきましたが、特に今回は久しぶりの復帰作であったので、さらに良い姿をお見せしたいという思いがありました。

個人的にはよくできたのではないかと思っているので、沢山の方にご覧いただければと思います。また、今後も更に頑張っていこうというきっかけにもなった作品です。ギヨンとも共演でき、良い監督、脚本家、俳優の方々とご一緒でき、こうして日本でも放送されることに感謝しています。

チャン・ギヨン:スヒョクさんと共演できたことに1番大きな意味がありました。僕は全ての作品で違う姿をお見せしたいというより、俳優というのは表現する仕事なので、この作品を通して「チャン・ギヨンにはこんなことも可能なんだ」と、20代の可能性をお見せしたかったです。ウィッグも被り、サイコパスな面も見せ、無事に怪我なく撮影を終えることができて何よりです。俳優として学び、見て感じたことも多く、沢山のものを残してくれた作品になりました。

今後の目標?「前作が日本のドラマで…」

――今後の目標を教えてください。

チャン・ギヨン:「ボーンアゲイン」の撮影後、僕もスヒョクさんも映画の撮影を終え、公開を待っています(公開時期未定)。 今後もドラマや映画を通してファンの皆さんにお会いできる予定なので、チャン・ギヨンという俳優をたくさん愛してくださると嬉しいです。「ボーンアゲイン」がこれから日本で放送されるので期待しています。楽しんでいただければと思います。

イ・スヒョク:前作が日本のドラマで、今回も「ボーンアゲイン」が日本で放送されることになり感謝しています。日本では以前にファンミーティングもして、その後も沢山のメッセージをいただきました。僕自身も多くのことを感じた作品ですので、皆さんにも楽しんでいただき、共感いただければ嬉しいです。たくさんの応援をいただいた分、今後も更に努力します。一生懸命、活動していきますので見守っていただければと思います。

――最後に日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

チャン・ギヨン:こうして日本の皆さんにご挨拶でき光栄ですし、感謝しています。僕とスヒョクさんが一生懸命撮影した作品なので、是非ご覧いただきたいです。周りの方にも勧めていただければ嬉しいです。ありがとうございます。

イ・スヒョク:皆さん、お久しぶりです。日本で放送されることになり嬉しい気持ちです。たくさんご覧いただければと思います。ありがとうございます。

■放送情報
「ボーンアゲイン」
2020年8月9日(日)日本初放送スタート
毎週(日)午後8:00~10:30(2話連続)ほか
全16話

出演:チャン・ギヨン、チン・セヨン、イ・スヒョクほか
脚本:チョン・スミ
演出:チン・ヒョンウク(「どうしたのプンサンさん」)、イ・ヒョンソク(「どうしたのプンサンさん」共同演出)
Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2020 KBS. All rights reserved

<ストーリー>
1980年代、女性が殺害される連続殺人事件が発生。継母に虐待される青年ジチョル(チャン・ギヨン)は、犯人が自分の父親であると知りつつ、父親から「お前も人殺しになる」と脅されていた。そんなジチョルの唯一の心の拠り所は、古書店で働くハウン(チン・セヨン)だった。心臓病を抱えたハウンが、移植を受けなければ余命わずかであると知ったジチョルは、心臓移植のためにハウンと同じ血液型で、息子を虐待死させた女を殺害してしまう。ハウンの婚約者で刑事のヒョンビン(イ・スヒョク)はジチョルを逮捕。だが、その後自身の血液型もハウンと同じだと知ったジチョルは脱獄し、ハウンのために命を捧げようとする。しかしジチョルは追ってきたヒョンビンを誤って刺してしまい、ショックを受けたハウンは命を落とし、ジチョルも後を追うように自殺する。時は流れ、2020年。ミイラ化した謎の遺体が発見される。骨考古学者のサビン(チン・セヨン/二役)が事件を担当することになり、サビンは検事のスヒョク(イ・スヒョク/二役)と出会い、不思議な既視感にとらわれる。同じ頃、サビンは医学部生のジョンボム(チャン・ギヨン/二役)とも親しくなる。成績優秀、容姿端麗なジョンボムだったが、15歳の頃に殺人を犯したという噂があった。スヒョクはジョンボムの存在に危険を感じ、サビンを守ろうとするが、3人は前世も絡んだ深い縁で結ばれていて……。

■関連サイト
KNTV 公式ホームページ:https://kntv.jp

記者 : Kstyle編集部