俳優リュ・ジュンヨルが、オーストラリアの山火事救援活動を支援し、気候危機の解決に使って欲しいと、後援金を寄付した。

国際環境保護団体グリーンピース（GREENPEACE）のソウル事務所は、リュ・ジュンヨルが山火事で苦しんでいるオーストラリアの復旧と現場調査、気候危機の解決のために後援金を寄付したと明らかにした。

オーストラリアの山火事は、昨年9月から現在まで、韓国全体より広い面積である1,100万ヘクタールを燃やしており、これにより29人が命を失い、1,400軒以上の家が火災の被害にあっている。野生動物の被害も深刻であり、カンガルー、コアラを含む動物の10億匹以上が命を奪われた。

火災の被害が史上最大規模におよび、レオナルド・ディカプリオ、ニコール・キッドマンをはじめとする世界的な著名人たちが、救援活動のために寄付を行っており、リュ・ジュンヨルもこの動きに参加したのである。

リュ・ジュンヨルは本日午前、自身のInstagramを通じて「オーストラリアの山火事を見て、気候変動問題の重大性をより一層深刻に感じ、このような自然災害がこれ以上起こらないように、気候危機の解決に力添えすることになった」と伝えた。また、リュ・ジュンヨルは「山火事の被害はオーストラリアだけの問題ではなく、皆で一緒に解決しなければならない世界の問題であり、力を合わせて危機克服のための行動に出なければならない」と強調した。

リュ・ジュンヨルは、これまでの環境運動に積極的な関心を示してきた芸能人として知られている。2016年にグリーンピースの後援を始め、グリーンピースの環境監視船に乗船し、プラスチック軽減キャンペーンに参加するなどの活動を行ってきた。環境保護に対する格別な関心を持って、生活の中でも着実に実践していることでも有名である。

チェ・ジョンアグリーンピースソウル事務所後援局長は、「数日前から降り始めた雨のおかげで、一部の山火事は鎮火されたが、東部地域の火事はほとんど消えず、燃え殻が川や湖に流入し、水質汚染などの2次被害が続いている。リュ・ジュンヨルさんの後援は、韓国の市民たちに、オーストラリアの山火事問題や気候危機の深刻性、緊急性を知らせる上で大きな力になるだろう」と伝えた。

映画「リトル・フォレスト」「金の亡者たち」「鳳梧洞戦闘」などに出演し、個性的な演技を披露して親しまれてきたリュ・ジュンヨルは、今年チェ・ドンフン監督の次回作の主演に抜擢され、撮影を控えている。