【REPORT】AB6IX、日本ファンミーティングが大盛況!流暢な日本語&キスも披露「もっと素敵な姿を見せたい」

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AB6IXのデビューまでの道のりに密着したリアリティ番組「BRANDNEWBOYS - 完全体リアリティ」のDVD化を記念したファンミーティングが12月18日(水)、パシフィコ横浜国立大ホールにて開催された。

オープニング映像に続いて、カジュアルなニットやジャケット姿で登場。1人ずつ順番にスクリーンに映し出されると、愛嬌満点にカメラに向かってポーズをとる。続いて、そのまま彼らのデビュー曲「BREATH」のステージへ。ファンミーティングということで、いつもと違う雰囲気の衣装、そして時折笑顔を交えながら踊る姿が新鮮で黄色い歓声があがる。

曲が終わると「フォー!」「イェ―」「お久しぶりです」と元気な声をあげながら、超満員の客席に手を振るメンバーたち。「歓声がすごいです~」とサムズアップをすると、改めて「皆さん、AB6IXのヨンミンです」(イム・ヨンミン)、「久しぶりだな~、皆さん。ウンです~」(チョン・ウン)、「Hello Japan 会いたかったです。皆さんのデフィです」(イ・デフィ)、「本当にお久しぶりです。ドンヒョンです」(キム・ドンヒョン)と挨拶を。

この日は全国の映画館でのライブビューイングや、ネットTVでの生配信も行われているとあって、カメラに向かって愛嬌も。ここからは「BRANDNEWBOYS - 完全体リアリティ」に関するトークコーナーへ。映像の見どころについてイム・ヨンミンは「僕らAB6IXが完全体になる過程をリアルな姿で描いたものです」と回答。

AB6IXというグループ名についての説明を求められたチョン・ウンは「AB6IXといいう意味は……」と流暢な日本語で話し始め、客席からは「わぁ~!」とざわめきが。すると「やっぱり、日本語ができるからね」と満足そうな笑顔を浮かべつつ「5人のメンバーとファンたちを集めて6人になるという感じです」と説明すると、大きな拍手が巻き起こった。


グループ結成までの道のり「5人がそれぞれの場所で努力を…」

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続いては“キーワードTALK”と題し、グループが結成されるまでの出来事を4つのキーワードに絡めてトークするコーナーへ。キーワードが書かれた4つのカードをそれぞれが選ぶ際、イ・デフィが2枚残ったカードを「どちらにしようかな」という仕草で選んでと黄色い歓声を浴びると、キム・ドンヒョンも1枚しかないカードで「どちらにしようかな」と盛り上げるなど、常にファンを喜ばせることを忘れない。

最初にイム・ヨンミンが選んだカードに書かれていたのは“希望”。それに対して「僕らは完全体になるのが目標だったので、いつもより大きく広いステージに立つことを“希望”にAB6IXを準備してきたと思います。2020年には、もっと多くのABNEW(AB6IXのファンの名称)の皆さんと一緒に、より良い曲でお会いしたいです」と語った。

“メンバー”を引いたチョン・ウンは「デビュー前、僕は練習生で、他のメンバーはすでに活動をしていたので、一緒にステージに立つことがプレッシャーだったのですが、このように優しく助けてくれるから、今は本当に気楽で、安らげる家みたいな感じに思えます。あまりケンカはしないんです。したこともありません」と話して、観客をほっこりさせた。

“とまどい”を選んだイ・デフィは「僕は新しく始めることに、とても戸惑いました。僕は新しいことがあまり好きじゃないんです。だから、なるべくしないようにしてきましたが、長い間準備をしてきたので、だんだんと欲が湧いてきて、歌手をずっと続けていかないとと思いました。それで、メンバーと一緒にデビューをすることになりました」とコメント。

“努力”を引いたキム・ドンヒョンは「5人が各自の位置で、努力をしてきました。このように一生懸命に努力してABNEWの皆さんに会えたので、とてもありがたいですし、これからももっとABNEWの誇りになれるように努力していきたいです」と語った。

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続いては“エンディングカット&セルカポーズ”と題し、アドリブで自己表現をするコーナー。最初に挑戦したのはイム・ヨンミン。カメラの前でしゃがみ込んでポーズをとるも、恥ずかしさのあまり床に倒れこむと、イ・デフィから「5点。10点満点ではなく、100点満点中の5点。努力してください」と辛口評価を受けて撃沈。

キム・ドンヒョンは、観客に「お願いをしてもいいですか? NANANA NANANAを歌えますか~?」と「BLIND FOR LOVE」の歌を合唱してもらうと、気分よく決めポーズを。客席から「100点!」との声があがって満足気なキム・ドンヒョンに対し、イム・ヨンミンが「僕は……」と抗議するも、5点評価は覆らず「一生懸命やります」と苦笑い。

続いてはイ・デフィが「僕はエンディングポーズの元祖でした。エンディングの妖精と言われていました」と自信満々に話すと、「PICK ME」のエンディングポーズを、自称“2019年バージョン”で披露。それを見たキム・ドンヒョンは「やっぱりエンディングはデフィさんですよ」と絶賛するも、イム・ヨンミンが「でも、あのときの自信がずいぶんなくなったよ」とつっこむと、「あの時は、カメラをつかんで食べてしまうくらいの勢いだったのに」と追随。対してイ・デフィは「今は、鼻の穴が大きくなってはいけないんです」と、あえてテンションを落としたことを説明して爆笑を誘った。

チョン・ウンは「僕はバラードのエンディングの感じをやります」と宣言し、「Dandelion」の最後のフレーズを歌うと、唇を震わせながら愁いを帯びた表情を作って大爆笑。セルカポーズの披露では、チョン・ウンがアヒル口にVサインのお得意ポーズを見せると、イ・デフィは「フィルターが重要です。そして腕を45度にして、あごを光の方向に向けて」とセルカの達人ぶりを発揮し、「一緒に! “せーの”と言ったら、一番かわいい顔をして」と観客までも巻き込んで盛り上げた。

続いては“AB6IXの今日のTMI”と題し、メンバーのToo Much Informationをするコーナー。真っ先に手を挙げたキム・ドンヒョンは「僕はホテルの朝食をきっちり食べるほうなんですが、ヨンミン兄さんは誘っても行かないんです。でも、今日はなぜだか、先に行こうって誘ってきたんです」と発言。理由を聞かれたイム・ヨンミンは「よくわかりませんが、最近食べることに興味がわいているんです。今日も3食、食べました。以前は食べることに幸せを感じることがなかったのですが、最近感じるようになって、少し太りました」と言いながら、首の肉をひっぱって笑いをとった。

これに対して他のメンバーは「健康を気にかける時期が来たようですね」「年をとったから」と言いたい放題。さらに朝食にパンを食べたということで「パンミン!! (韓国語でゼロと同じ発音の“ヨン”をパンと表現することからついた、ヨンミンを可愛らしく呼ぶ時の愛称)」と冷やかされたイム・ヨンミンが「パンミンじゃないよ~~!!」と言い返すと、観客からは「キャ~」と黄色い悲鳴が。また、ヨンミンの着ていたモヘアのニットの毛が抜けて飛ぶことに対して、チョン・ウンが「毛が飛ぶから、あまり動かないで!」と、たびたびつっこみを入れていたことにも爆笑が巻き起こった。

チョン・ウンは「ホテルの同室がデフィだったのですが、朝起こしてくれました。お兄さん、行かないと~って」と話すと、イ・デフィは「昨日『K-POPアイドルスタースポーツ選手権』の撮影だったので(寝るのが遅かった)」と補足。そして自身については「昨日、コンビニでイチゴケーキを買いました。コンビニのケーキのクオリティの高さにびっくりしました」とTMIすると、“パンミン”に対抗するかのように自らを“イチフィ”と名付け、「イチフィ、あん!!」とイチゴを食べる仕草を再現すると、またまた黄色い歓声があがった。

衝撃暴露…キスまで!?「僕たち愛し合ってます」

楽しいトークの後は“IDカードをゲットせよ!!”と題したゲーム企画へ。4枚のカードを各自が引いて、そのミッションを全員でクリアすれば、カードを引いたメンバーに1万円分の名前入りプリペイドカードが与えられるというもの。ルールを聞いたチョン・ウンは「じゃあ、わざと(カードを引いたメンバーが)受けられないようにすることもできますね。ヨンミンさんはもらえませんね」と、イム・ヨンミンのミッションを妨害するような発言を。

一方のイ・デフィは「じゃ、ヨンミン兄さんには僕があげるよ」とフォローすると、嬉しそうにイム・ヨンミンと抱擁。するとなぜかキム・ドンヒョンとチョン・ウンも抱き合って、観客は大喜び。

最初はチョン・ウンが引いた“輪ゴムリレー”に挑戦。口にくわえたスティック菓子に輪ゴムをリレーで運び、40秒以内で往復できたらクリアということで、キスするかのごとく首に手を回してリレーするメンバーたち。見事にクリアすると、キム・ドンヒョンは「僕ら愛し合っているんです」と。一方のイム・ヨンミンはチョン・ウンにお尻を触られたことを暴露して笑いを誘った。

次はイム・ヨンミンが引いた“オレンジリレー”。首に挟んだオレンジを90秒間でリレーするもので、イ・デフィはキム・ドンヒョンにリレーする際に「くすぐったい」を連発。結局、手を使ってしまったためにミッションは失敗したが、どうしてもIDカードをもらいたいイム・ヨンミンが再チャレンジを懇願。

そこで「MELTING」のキラーパート「サランヘ」で愛嬌を見せれば、との条件が課され、キム・ドンヒョンの歌に続いてイム・ヨンミンが「サランヘ~」とやると、またもや「キャー!!」との悲鳴があがった。2度目のチャレンジは見事に成功し、イム・ヨンミンはガッツポーズで大喜び。

キム・ドンヒョンのミッションは“食べてみて!!”とのことで、運ばれてきたのは虫などのグロティスクな見た目をした食べ物。虫が大嫌いなイ・デフィは「これはドンヒョンさんのミッションだから、1人で食べると思います」と渋い表情を。まずは、はちの幼虫の形をしたキャラメルを全員が食べてクリア。

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続いてカラフルなイモ虫の形をした和菓子をイム・ヨンミンとキム・ドンヒョンが完食。感想を聞かれたキム・ドンヒョンは「おいしいけど、わざわざお金を出しては買わないかも」と苦笑い。最後はオオサンショウウオの形をしたコンニャクに挑戦。こちらは形というよりも、しょっぱい味付けが韓国人の味覚には合わなかったようで、全員が苦悶の表情を。

なんとか完食しようとイ・デフィが高級ディナーを食べるかのようにナイフとフォークを使って口に運ぶも、結局はギブアップとなった。残念ながらミッションが失敗に終ったキム・ドンヒョンだが「なかなか新鮮な体験でした。ありがとうございました」と笑顔でコメントを。

最後はイ・デフィの引いたミッション“超高速ダンス”で「BREATH」を華麗に披露。見事にクリアすると、キム・ドンヒョンは「今まで一番早かった」と感想を述べた。4つのミッションが終ったところで、自分の名前が刻印されたIDカードの受賞へ。

パク・ウジンの分はイム・ヨンミンが代理で受け取ったが「わ~い!!」と、自分たちで使う気満々の様子に大爆笑。一方、ひとりだけミッションに失敗したキム・ドンヒョンだが「ジュセヨ(ください)」と愛嬌を見せればクリアにすることになり、メンバーのダメ出しを受けながらも3度にわたって「チュテヨン♡」と甘えて見せ、IDカードを手にすると、大喜びで投げキスを。

メンバーが一旦はけると、「BRANDNEWBOYS - 完全体リアリティ」のハイライト映像が。続いて、MCが「MXMのイム・ヨンミンとキム・ドンヒョン、Wanna One出身イ・デフィとパク・ウジン、そして新メンバーのチョン・ウン。ウンが5人目のメンバーになるまでの努力や苦悩を経て、完全体になるその瞬間を、このステージで再現します」と告げた。

ステージにはスタンドチェアに腰かけたメンバーたちが登場し、「BRANDNEWBOYS - 完全体リアリティ」の映像に収められた会話を再現してゆく。最初は真面目にセリフを再現していたが、イム・ヨンミンが真剣な雰囲気に耐えられずに吹き出してしまったことをきっかけに、他のメンバーも大げさに演技をしたり、ミュージカルのような発声で話したりと、笑いが巻き起こった。最後はチョン・ウンが見事にメンバーに選ばれ、母親に報告するシーンが再現されると大きな拍手が巻き起こり、4人が固く抱き合うシーンで感動的に締めくくった。


日本語で感謝の挨拶も「もっと素敵な姿を見せたい」

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物語の続きのように、スクリーンにはチョン・ウンを迎え入れての最初のミッション曲「HOLLYWOOD」のミュージックビデオが。さらには彼らのデビュー日、“2019.5.22”と、“6番目のメンバーを紹介します。ABNEW。完全体AB6IX”とのメッセージが映し出されると、メンバーがステージに再登場。

キム・ドンヒョンの「皆さんの愛があるから、僕たちは輝くことができるのです」、イ・デフィの「これからは僕たちが星座になって、ABNEWを輝かせます」、イム・ヨンミンの「ファンたちに感謝の気持ちを込めた歌」、チョン・ウンの「AB6IXの初めてのファンソング『ピョルチャリ』をお送りします」との曲紹介から、「ピョルチャリ」のステージへ。

4人は星座が映し出されたスクリーンをバックに、客席全体を見渡しながら、手を振ったり、左右に手を揺らしたりしてファンとコミュニケーションをとった。アンコールは9月にリリースした1stフルアルバム「6IXENSE」の活動曲「BLIND FOR LOVE」を日本で初披露。洗練されたディープハウスナンバーとパワフルなパフォーマンスでファンを魅了した。

最後はイム・ヨンミンが「皆さん、楽しかったですか? 今日、このようにたくさんの方々と一緒にファンミーティングをしました。ウジンが来られなくて残念だったのですが、次はウジンが合流して、皆さんにもっとかっこいい姿をお見せしたいと思っているので、それまで期待してください」と挨拶。

続いて全員が感想を。

チョン・ウン「(日本語で)私たちAB6IXが、もっと素敵な姿をお見せできるように頑張ります。皆さん、来てくれて本当にありがとうございます」

イ・デフィ「2階、3階の皆さんもよく見えましたか? よかったです。今日、このように幸せな時間を過ごしました。次はコンサートで来ますので、その時に会いましょう」

キム・ドンヒョン「このようにいつも、遠くからでも応援してくださって、愛してくださって本当に感謝いたします。これからもかっこいい歌手AB6IXになります」

イム・ヨンミン「明日も皆さん、AB6IXと一緒にいてくれますよね。いつも成長して、よい姿をお見せしますので、皆さん、多くの愛をお願いいたします」


文字ではとても表現しきれないほど、終始カメラやファンに向かって愛嬌を振り撒いていた彼ら。トークやゲームでは、わちゃわちゃとした雰囲気で、仲の良さやサービス精神が存分に感じられた。特に最年長のイム・ヨンミンをいじる弟たちの様子に、本当の兄弟のような空気感、絆を感じて大いに癒された約2時間。メンバーたちの言葉のように、次はパク・ウジンを加えた完全体でのコンサートが実現することに期待したい。

取材:安部裕子

【公演概要】
AB6IXスペシャルファンミーティング「BRANDNEWBOYS - 完全体リアリティ」
日時:2019年12月18日(火)
開場17:30/開演18:30
会場:パシフィコ横浜国立大ホール

■イベント情報
「AB6IX 1ST WORLD TOUR <6IXENSE> IN JAPAN」
○東京
2020年3月3日(火)・3月4日(水)
幕張メッセ イベントホール
18:00開場 / 19:00開演
料金:FC会員 9,900円
一般 11,000円
アリーナ: スタンディング・ブロック指定・整理番号付・税込
スタンド: 座席指定・税込

お問い合わせ:SOGO TOKYO TEL: 03-3405-9999
(月~土 12:00~13:00/16:00~19:00 ※日曜・祝日を除く)

○大阪
2020年3月17日(火)・3月18日(水)
グランキューブ大阪 メインホール(大阪国際会議場)
17:00 開場/18:00 開演
料金:FC会員 9,900円
一般 11,000円
アリーナ: スタンディング・ブロック指定・整理番号付・税込
スタンド: 座席指定・税込
全席座席指定・税込

お問い合わせ:SOGO OSAKA TEL: 06-6344-3326
(月~金 11:00~18:00)

■関連リンク
公式サイト:https://www.ab6ix.jp/

記者 : Kstyle編集部