「バガボンド」イ・スンギ“アクションシーンのほとんどをスタントなしで撮影…軍隊で学んだ経験も活用できた”

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写真=HOOKエンターテインメント
「バガボンド」でイ・スンギは確かにアクションスターに生まれ変わった。除隊した後、男性らしさを思いっきり披露した彼はリアルなアクションを見せるためにベストを尽くした。

イ・スンギはSBSドラマ「バガボンド」放送終了のインタビューで、アクション演技について「死ぬかと思いました」とし、「体重を大きく減らしたわけではありません。走り続けてうずくまって座っているうちに体が固まって疲れがたまりました。良いアクションシーンのため、出来るだけもっとやろうという気持ちで頑張りました。そのため、緊張感溢れるアクションシーンがよく収められたと思います」と告白した。

実際にイ・スンギはアクションドラマと呼ばれる「バガボンド」で90%以上のアクションシーンをこなした。イ・スンギは「どんなアクション俳優も本人が全てをやる人はいません。モロッコで走ったり、車からジャンプするシーンは僕がやりました。窓ガラスを割って外に出ることを除いてはほとんど僕がやりました。カーチェイスも僕が全部やっています。アクション演技は面白かったです。実際に僕が自らこなしてこそ実感が湧いてくるので、さらに一生懸命頑張りました」と語った。

イ・スンギは軍隊での経験もアクション演技に活かした。イ・スンギは「軍隊で武術の一つであるクラヴマガを学び、この作品で活用しました。特殊戦司令部の幹部たちは皆クラヴマガの資格を取得しなければならないので、兵士たちも自然に一緒に資格を取りました。軍隊でそれ一つだけを取ってきたと思います」と冗談を言った。

怖いもの知らずに見えるが、彼も体を使うことに恐怖はあった。イ・スンギは「アクションにも様々な種類があります」とし、「『バガボンド』はジェイソン・ボーンシリーズのようにある事情があって、ストーリーを暴いていくアクションです。そのため、さらにリアルに見せました。アクション演技は怖いです。けがをするのではないかと心配で怖いし、高いところから飛び降りたら痛いのは分かるけれど、走らなければなりません。しかしだからこそもっと魅力があります」と語った。

イ・スンギは末っ子や愛らしい年下男から、アクション演技もできる俳優に生まれ変わった。イ・スンギは「この作品を通じて得た一番大きなプレゼントは、イ・スンギがアクションもできるという評価です。僕自身も自分にアクションができるかは分かりませんでした。それほど武術が上手だったり、体格が良かったりというわけではないためです。ただよく走って、体力があるだけです。立派な演出で僕の魅力が倍増して、アクション俳優というイメージを得ることができたのだと思います」と話した。

記者 : パク・パンソク