「ノクドゥ伝」チャン・ドンユン“女装を綺麗に見せたくて体脂肪率を3%まで落とした”

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写真=Dongyi Company
数年前に「コンビニ強盗を捕まえた漢陽大学のイケメン学生」として話題となったチャン・ドンユン。将来、自身が俳優デビューをして、地上波ミニシリーズドラマの主演になり、ドラマをヒットさせることになるとは思ってもいなかっただろう。まだ全てが信じられず、実感が湧かないと語ったチャン・ドンユンは、その一方で「ちょっと人気が出たとしても絶対変わることはない」と誓った。

KBS 2TV月火ドラマ「朝鮮ロコ-ノクドゥ伝」で重大な秘密を持っているチョン・ノクドゥ役を演じたチャン・ドンユンは、劇の序盤に寡婦村に入るという設定のため、他の男性俳優とは異なる努力をしなければならなかった。しかしその努力は結果的に、色々な魅力を披露することに成功し、主演級俳優になるきっかけとなった。彼は難しい演技も自然にこなし、存在感をアピールした。

また、「チョン・ノクドゥ役には愛着があります。メイキングフィルムで放送終了の感想を尋ねられた時に、涙が出るほどでした。視聴者とファンの立場でも愛着が湧いた作品ですので手離したくないです」と作品への愛情を伝えた。

女装男子キム寡婦役に扮し、一番気をつけたのは「馬鹿馬鹿しく見えないこと」だった。大げさに女性らしい声や表情、身振りを演じることもできたが、チャン・ドンユンはむしろその逆を選んだ。

「メディアでよく見てきた声や身振りをしたくなかったんです。低く重厚な声の女性もいるじゃないですか。女性の声を演じようとは思いませんでしたが、チョン・ノクドゥとキム寡婦の声に差をつけるため、違う声を出しました」

また「どうせ女装するなら綺麗に見せたかった」と率直に語り、韓服(韓国の伝統衣装)を着た女性のスタイルが綺麗に表現されるように、体脂肪率を3%台まで落としたという。

「『女性よりきれいだ』という反応は恥ずかしかったのですが、嬉しかったです。女性用の韓服を着るのは初めてだったので、違和感がありました。現場では、(周りの人が)僕の緊張をほぐすために『キム・ソヒョンよりも綺麗』と冗談で褒めてくださいましたが、もちろんそれは絶対に違います(笑)。特に体脂肪の管理を頑張りました。一生懸命に運動した時でさえ7%台でしたが、3%まで下がったのを見てとても驚いて検査の結果を撮っておきました」と明かした。

「ノクドゥ伝」でミニシリーズドラマの主演を努めた彼だったが、「ノクドゥ伝」の前から業界内では早くからチャン・ドンユンの可能性に気付いた人々も多かった。元事務所との契約終了後、チャン・ドンユンは数多くの事務所からラブコールがあったにもかかわらず、初めて俳優になったときから共にしてきたマネージャーと独立することを決意した。彼は「無謀なことでしたが、そうしなければならなかったです」と話した。

「正直に言うとオファーが多かったです。昨年『テンポガールズ』で賞も頂きましたが、大衆に知られる前だったにも関わらず、僕の可能性を見ていてくれたのでしょうか?本当にたくさんの事務所から連絡が来ました。でも、今の代表は僕と切り離せないパートナーですし、初めから一緒だった方なので、他の事務所を選ぶことのほうが僕にとっては冒険でした。こんな話をしても良いか分かりませんが、今の会社はまだ事務室もありません。代表のご自宅に行って作品の話をしたりします。親はこんな苦労を見て、僕の選択を心配しました。でも、俳優って設備の良い会社に通勤すべき職業ではないじゃないですか。逆に今のほうがコミュニケーションも取れるし、僕に集中してくださってると思って満足しています」と、しっかりした考えを伝えた。

「心配していた親の立場も十分に理解しています」というチャン・ドンユンは、「なので今、親孝行しているじゃないですか!」と言って笑った。平凡な大学生からスーパースターへ行く道、その道を歩いている彼は「実際にどれほど親孝行しているかは想像にお任せします。母親に何かをしてあげられることが、この上なく幸せです」と語り、笑顔を見せた。

記者 : ペ・ヒョジュ