「サイコパスダイアリー」ユン・シユン、極端に異なる2つのキャラクターを熱演…彼の魅力はどこまで?

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN
ユン・シユンが“カモ”から殺人鬼まで、極端に異なる温度差のある演技を披露して“ユン・キャリー”(ユン・シユン+視聴率を牽引するという意味)の誕生を告げた。

tvN水木ドラマ「サイコパスダイアリー」は、世界一の“カモ”がサイコパス連続殺人犯だと勘違いするという斬新な設定とコミカルとサスペンスを行き来する練り込まれたストーリー、センスあふれる演出、主演と助演を問わない熱演で好評を得ている。特にユン・シユン(ユク・ドンシク役)の吸引力のある演技で視聴者たちのイプドク(オタク入門)を誘発している。

劇中でユン・シユンが扮するユク・ドンシクは、殺人の過程が記載された日記を拾った後、自身をサイコパス連続殺人犯だと勘違いした世界一の“カモ”。これに対して、ユン・シユンは“カモ”と殺人犯を行き来する好演技で注目を集めている。“カモ”ユク・ドンシクに扮したユン・シユンは、下がった目尻、どこかま抜けていそうな表情、たどたどしい口調などでかわいそうな印象を与えている。一方で殺人犯ユク・ドンシクに扮した時は、鋭い眼差しから冷ややかな雰囲気まで“カモ”のような顔は影も形もなく、冷たさでひやりとした雰囲気を醸し出す。

特にユン・シユンは、まるでカメレオンのように一瞬にして変わる表情演技で1人2役をこなしている。彼は自身にケチをつけるホ・ソンテ(チャン・チルソン役)を険しい表情で脅かした後、すぐに“カモ”のような間抜けた笑顔を見せて爆笑を誘った。また、ユン・シユンはパワハラの上司に苦しめられ、ヤクザと対峙して怖がりながらも、自身が殺人鬼だというアイデンティティの勘違いを起こす瞬間、目の色を変える姿を見せて視聴者たちの視線を奪った。

また、ユン・シユンは眼差しや表情はもちろん、ジェスチャーの一つ一つに至るまで、繊細な演技を披露し、人々を感心させる。上下階騒音のため訪れた上の階のドアベルを押すことができず、震える指、目が回る音が聞こえそうな怖気づいた視線、自殺に失敗してぴょんぴょんと走る軽い足取り、サイコパスの魂に神がかったような姿、怒りで痙攣が起こったような顔の筋肉など、劇中でユク・ドンシクの“カモ”力をより一層際立たせる繊細な演技で、集中度を高めている。

このようにユン・シユンは、放送序盤から小さな部分まで見逃さない演技力で“勘違い殺人鬼”ユク・ドンシクというキャラクターをより一層立体的で魅力的に表現して視線を奪っている。

tvN「サイコパスダイアリー」は、 偶然目撃した殺人事件の現場から逃げる途中、事故で記憶を失ったユク・ドンシク(ユン・シユン)が、偶然手に入れた殺人の過程が詳細に記録されたダイアリーを見て、自身がサイコパス連続殺人犯だと勘違いし繰り広げられるストーリー。勘違いの中で行われるコメディとサイコパスが与える緊張感で、ユニークな楽しさを届ける予定だ。

記者 : イ・ミンジ