ポン・ジュノ監督作品、映画「パラサイト 半地下の家族」第40回青龍映画賞で最優秀作品賞を含めて5冠を獲得

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写真=SBS生中継キャプチャー
「パラサイト 半地下の家族」が韓国映画100周年に青龍映画祭最優秀作品賞を受賞し、全5冠を獲得した。

11月21日、仁川(インチョン)永宗島(ヨンジョンド)パラダイスシティで開催された「第40回青龍映画賞(青龍映画祭)」授賞式で最高の栄誉に該当する最優秀作品賞は、映画「パラサイト 半地下の家族」(監督:ポン・ジュノ)が受賞した。映画「エクストリーム・ジョブ」と「ハチドリ」「スウィン・グ・キッズ」「EXIT」を抑えての結果だ。

断然、今年最高の話題作である「パラサイト 半地下の家族」は、最優秀作品賞、監督賞、男女主演賞、男女助演賞、各スタッフ賞など、計11部門(12個の候補)にノミネートされ、5つのトロフィーを獲得した。

ソン・ガンホは「1千万観客も本当にありがたく、パルムドールも光栄で、私たちもこのような映画を作ることができるという小さなプライドがあります。そのようなプライドを作ってくれたポン・ジュノ監督らスタッフに敬意を表します」と話した。

これに先立って監督賞を受賞したポン・ジュノ監督は「ありがたく光栄です。一緒に候補に上がった監督たちのほとんどが後輩監督であり、迷惑をかけるようで申し訳ないです」と言いながらも「青龍映画賞は初めていただきました。大目に見てほしいです」と話した。また「創造的なパラサイト、韓国映画界に寄生する創作者になります」という特別な感想を語った。

何よりこの日の青龍映画賞授賞式で目を引いたのは、上咽頭がん(鼻の奥深くの咽頭にできる悪性腫瘍)の闘病を終えて復帰したキム・ウビンだった。これに先立ってキム・ウビンは、2017年にチェ・ドンフン監督の映画「盗聴」への出演を確定したが、突然上咽頭がんの診断を受けた。これを受け、芸能活動を中断して治療に集中し、その結果、再び元気になった姿で大衆の前に立つことができた。

約2年6ヶ月ぶりに青龍映画賞授賞式を通じて復帰したキム・ウビンは「久しぶりに戻って挨拶するので、どんな言葉で始めたらいいかすごく悩みました」と話を切り出した。

続いて「他のどんな言葉よりもありがとうございますと言いたいです。体の具合が少し悪かったのですが、たくさんの方々が応援してくださり、打ち勝つように祈ってくださったおかげで、元気な姿で挨拶できるようになりました。また、貴重で素敵な場をお借りして、私のために応援してくださり、祈ってくださった多くの方々に感謝します。心からありがとうございます」と伝え、拍手を受けた。

【第40回青龍映画賞(青龍映画祭)の受賞者(作)リスト】

◆最優秀作品賞:「パラサイト 半地下の家族」

◆主演男優賞:チョン・ウソン(「無垢なる証人」)

◆主演女優賞:チョ・ヨジョン(「パラサイト 半地下の家族」)

◆監督賞:ポン・ジュノ(「パラサイト 半地下の家族」)

◆助演男優賞:チョ・ウジン(「国家が破産する日」)

◆助演女優賞:イ・ジョンウン(「パラサイト 半地下の家族」)

◆新人男優賞:バク・ヘス(「量子物理学」)

◆新人女優賞:キム・ヘジュン(「未成年」)

◆新人監督賞:イ・サングン(「EXIT」)

◆最多観客賞:「エクストリーム・ジョブ」

◆チョンジョンウォン人気スター賞:イ・グァンス、イ・ハニ、パク・ヒョンシク、少女時代 ユナ

◆チョンジョンウォン短編映画賞:「ミルク」

◆脚本賞:「ハチドリ」

◆美術賞:「パラサイト 半地下の家族」

◆音楽賞:「娑婆訶(サバハ)」

◆撮影照明賞:「スウィング・キッズ」

◆編集賞:「スウィング・キッズ」

◆技術賞:「EXIT」(スタント)

記者 : ペ・ヒョジュ